2013年4月6日土曜日

「新しいギターを買いました」

こんばんは。
ヴォーカルのれいかです。

パイレーツ・カヌーが結成してもう3年以上たっていますが、当初からずっと岩城さんのギターを借りていました。1970年くらいの Yamaki で安いらしいのですが、色々な人から「いい音してるね〜」と言われ、もともとめんどくさがりの性格でもあり、自分のギターを買うといいながら後回しにして参りました。

3月の北米ツアー では、その Yamaki よりもマイク取りがいいというので、沙羅ちゃんの Martin 000モデルを借りました。 Martin でも安い方らしいけど、いい音をしていてレコーディングでも使わせてもらったもの。

ようするに、ずっっと人のギターを使ってきました。

アメリカから帰ってくると、また Yamaki で何回かライブをさせてもらったのですが、いよいよ、こりゃいかん、自分のギターを手に入れなければ、とやっとまじめに思い始めたのです。思ったが吉日。岩城さんも退職して暇になったことだし、岩城さんを連れてギターショッピングに出かけました。

岩城さんを連れていったのは、私がギターに関してまったく知識がなく、今までは「渡されたギターを弾きます」という姿勢で貫き通したので、良いギターを選ぶ自信がなかったからです。本当に一緒に来てもらってよかったです。岩城さんは、だいたい10万+交通費+おやつ代を出せば、一緒についれきてくれて専門知識を分けてくれるので、使えますよ!お勧めです!

大阪のギターショップを何軒か廻って、これだなと決めたのがこいつ。早速ご紹介。


1965年のギブソン J-45、ヴィンテージです。
こうやって格好よく年代と型番を言ったりしてますが、良く分かってる訳ではないです。私の判断でいえば、音が気に入った、というところ。プラス、岩城さんの保障がついています。音がいいと言ってくれて、 そして状態もいいと言ってくれました。すぐに飽きても高価で売れそう!

でも、すぐに売れるつもりはありません。今後は、この子とどう仲良くなれるかが勝負です。仲良くなれる気がします。

ちなみにお披露目は明日(もう今日か!)の The Deedees のライブでしますよ!!

ギターショップめぐりをしている時、河野ギターというのがあることを発見しました。「河野ギターだって〜」と半分ふざけながら楽しんでいましたが、家に帰ったらなんと父が河野ギターを持ってました。この際、家にある楽器をお見せしましょう。


 左から:河野クラシックギター、Masaru Matano のクラシックギター、フェンダーの Stratocaster、叔父からもらった Yamaha、今回買ったギブソン、昔買った安いMorris。
前にあるのが Excelsior のアコーディオンと、バンジョー。(アコーディオンとバンジョーは Sailing Home のレコーディングにも使いました!)
実家なのでピアノもあります!

キーボードもありますが、すぐに出せませんでした。
これですね。

世界で一番陽気でセクシーな鍵盤弾きが残していったキーボード。
あ、それにまだ Yamaki ギターも一応持ってます。ボロボロのクラシックギターももう一つ。

あ、なんかめんどくさくなってきた。こんなもんです。楽器はたくさんありますが、あまり弾いてないな〜。もらったものや遺品が多いです。もったいないですね。もっと弾きます!そうします!

パイレーツのライブでギターをお披露目できるのを楽しみにしています!今まで Yamaki の音を気に入ってくださってた方がギブソンをどう思うかちょっと不安ですが、でも楽しみです!

今日のBGM

 最近の嬉しいニュースの一つに、すてきな Podcast に私たちが紹介されました! Twang Nation といって、アメリカルーツミュージックを紹介するブログで、Podcast も出しています。これ、すごいことだと思うんですけど...!パイレーツの紹介に、「アメリカンルーツ音楽に、日本の音をうまく融合させている」と言ってくれてて、まさに私がパイレーツの音楽に感じていることを言ってくれました。嬉しいです。

私は良く、新しい音楽やミュージシャンを知る方法のひとつとして、色々な Podcast を聞いています。最近、ある Podcast で知ったのがイギリスの Bridie Jackson & The Arbour。この曲、とっっても気に入りました。シングル版を購入できますよ。

なんとなく、パイレーツの Siren's Comb と通じるものがあるようにも思います。



北米ツアーから帰ってきてすぐに言うことではないのかもしれませんが、いつかヨーロッパにも言ってみたい...。アイリッシュはもちろん大好きだし、イギリスの湿気ったフォークも、大好きなんです。でも、アメリカにまた行きたい。身体が何個あっても足りないです。


今日の夜食

前回のブログで紹介した、アメリカで一番食べたい3つのもの.... の内一つしか食べれませんでした。食べれたのは甘い甘いチョコレートケーキ。甘すぎて、全部食べられなくて、半分くらい捨てました。大満足です。
次回のツアーではダイナーのサンドイッチとバニラモルトを食べるぞ!

今日はこれをいただいています。


 分かりにくいか...。プレミアムクラッカーに、ピーナッツバターとかリンゴジャムを乗せてます。と、ナッツやオリーブも。ちゃんとしたおやつが家にない時でも、こうやってあり物でなんとかします。というか、こういうおやつの方がおいしいかも!

アメリカツアーについて

 ここまで書いて、3月の北米ツアーについて何も触れないというのは、やっぱダメか。

一言で言うと、最高でした。

あまりに最高で、言葉にならないのです。日本に戻ってからしばらくカルチャーショックで立ち直れなかったくらい、最高でした。行けてよかった。やっぱり私の音楽のルーツはアメリカにありました。私の人としてのルーツもアメリカでした。一度だけの挑戦ツアーで終わらせるわけにはいかない、そんな気持ちで戻って参りました。アメリカで有名になりたいとか評価されたいとかはさすがに思いませんが、アメリカの土地の中で、その環境や人や音楽に影響されて音楽をしたい、創造したい。そんなことを感じました。自分だけだったらアメリカにいって演奏するなんて絶対しなかったと思うので、その道を造ってくれたパイレーツの皆に感謝しています。そして、今回のツアーのためにサポートしてくれた皆さん、本当にありがとうございます。

皆さん、自分のルーツは否定できないものですよ。本当に。

皆さんも多分、桜を見て春を感じたり、熱い緑茶を飲んでホッとしたり、吉本新喜劇を見てプッと笑ったり、温泉に入ってリラックスしたり、知らずに日常のなにげないところで和の心を生きていると思います。こういった一つ一つは、人類すべてが感じることではないのです。日本は観光客にも人気の美しい国ですが、日本で生まれ育たないと分からない感情や価値観はありますよね。
「愛国心」って今はネガティブなイメージがついているかもしれませんが、自分を育てた土地を愛せる心は美しいと思います。

ちょっとセンチメンタルになってしまったけど。
おやすみなさい。