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(川面に散るサクラ)
さて、気分はローやしブログに何を書いたらよいのだろうと悩んでいたら、レイカちゃんが自分のギターを買ったそうで。先日送ってくれた新曲はそのギブソンで作ったのかな。新たに良い楽器を手にすると先に向かって行こうという気が湧いてきてよいですね。僕もそういう気持ちを思い出すべし。
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僕が最後にベースを買ったのがいつか調べてみたら98年秋でした。ESPのアクティブタイプの新製品を雑誌で見てジャガーなフォルムに一目惚れしたとき。もう15年も経つのか・・。楽器屋さんにすぐ電話して試奏して購入。珍しく決断までが早かった。まだ子供がいなかったし今のうちにと思ったんですね。ワインのコルクを輪切りにして指置きを付けていますが今のプレイスタイルには無用。名古屋在住の教授にお貸ししていた時期もあったけど、最近も大きめの音を出すときに使ったりしています。
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('12年10月 つれ・づれ)
逆に最初に「自分の楽器」を手に入れたのは86年のこと。61年製のフェンダーのプレシジョン。これは梅田まで何回か試奏しに行って、何十分も弾いてたので店の人は迷惑だったろうな。当然お金は持っていなかったですし。でも、欲しくって。
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('11年4月 パイレーツカヌー ソロのとき口が「ム」になるサラキャップ) |
で、わざわざ社長がいる別の店舗まで楽器を持ってきてもらって、ビビりながらも即金で買うから負けてくれといった交渉もして。京都に持って帰ってしばらくは寝るときも抱えてましたな、かわいいもんです。ケヤキちゃんのバイオリンにはかなわぬまでも、いわゆる一生ものを入手。初心の頃を思い出すとなんとも言えぬ気持ちになる。
でも、なかなかちゃんと弾けるようにならなくて。弦をしっかり押さえられるようになったと思えるまでに何年もかかったし、それなりのピッキングができるという感覚は中々来なかったです。もっと練習せえよ工夫せえよと、当時の自分を叱咤したいところ。
それでも、我流というか、年上の楽器に鳴らし方を教えてもらいながら少しずつ掴んできたという感じです。よく鳴るときは、楽器が鳴るというより指が鳴ってる感覚があって面白い。もっと精進している人たちは体や心ごと鳴るような感覚を得ているのかもしれません。(プレイに人間性が表れるという話とは少し違います)
最初のプレベともう1本の白いプレベ(元スパイダーズ)があれば、もう僕の残りの人生には十分、むしろもったいないかも。
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('12年3月 パイレーツ・カヌー(男トリオ)) |
下の写真は珍しくペダルスチールの萩野くんとのツーショット。今月末に萩野くんのパーティーにパイレーツで参列予定、楽しみだ。コバヤンにも会えそう。
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('12年6月 栗本英明バンド) |
岩城くんは楽器職人として独立(失業?)しましたし、腕も人もよいので、皆さん御贔屓にお願いいたします。頼りになりますよ。僕も、まずはウクレレやらウッドベースやら全然使ってないけど直してもらおうかな。それよりも丸々1本、イワキングオリジナルを作ってもらうのがよいか。またしても物欲が・・・しかし欲は生きるためのエネルギーになるよね、たぶん。
長々と楽器の話ばかりしてるとウチの神さまの怒りを買って雷が落ちかねないですね。家計を圧迫する気は毛頭ございません。今回はこのあたりで。
<追記>
昨夜は、僕が90年代の後半くらいに在籍していたバンド(シリンダーズ)でいっしょだった鍵盤弾きの松下(女子、東京在住)がこっちに来ているというので、ヨッシーの計らいで京橋のスタジオで遊びました。実は、松下が一昨年の高円寺でのパイレーツのライブを見にきてくれたときにヨッシーと専門学校の同級だったことが判明。世間は狭い。二人と同級のギタリストも遊びに来てくれて、面白かったな。接着剤役のヨッシーに感謝。
そこにレイカちゃんが合流。磔磔でジム・クエスキン&ジェフ・マルダーのオープニングアクトに女トリオと岩城くんで出た(凄っ!)後ですね。京橋では意外やチボ・マットの曲も歌ってくれました。ほんで、新しい(古い)ギターの響きが素晴らしかったなあ。
最後に、レイカちゃんがジャケットを描いた松下(akey)のCDの写真を。
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(drawing /akey) |