2017年1月28日土曜日

「ナキ」

既に1月もすっかり終盤で、正月気分は完全消滅。頭が重いぜ、耳鳴りがうるさいぜ、などと泣きが入る。歯を食いしばると脳内の虫の鳴き声がヴォリュームアップ。やはり脱力が肝心ですか。ベースのじゅんです。

モヤモヤを晴らせたらよいな、美しいものをみて泣けたらよいな、などと思うこともある。
・・笑い飛ばす方が断然いいですかね。
それではポンッと正月に気分を戻して、年明けの「初泣き」をテーマに。

新年の2日だったか、晩御飯の買い物の帰り。川が流れていく南西の夕暮れ空に、細い月と、その先っちょに金星が並んで光っていて、その美しさが中々に衝撃的。しかし、泣くには至らず。
感動は誰かと共有したいもの。ボンの反応がいまいちなのは、早くブリシャブが食いたいのだな。

3日の朝、奥様に録画した映画を見せてもらう。マーティン・スコセッシ監督で「ヒューゴの不思議な発明」。

あらすじ。(飛ばしていただいてもよいです)
火事で亡くなった時計屋の父が博物館の屋根裏で見つけて修理しようとしていた機械仕掛けの人形。孤児を捕まえようとする公安官をかわしつつ駅の時計塔で暮らしながら修理を進めるヒューゴと、かつて多くの映画を作り賞賛を得ながら第1次大戦の後は世間から忘れ去られ自らも過去を封印するジョルジュ(・メリエス)の話。
玩具屋の店主が部品を盗んだヒューゴを捕まえ、父のノートに顔色を変えて取り上げてしまう。取り返そうとするヒューゴは、仲良くなった養女のイザベルが持っていたキーで動き出した人形の描き上げた絵から、人形や父の好きだった映画を作り出した人物が店主のジョルジュであることを知る・・・

人形の動きや映画の中の映画の描写が美しい。少年の夢と老人の人生が重なりあってきて。これでホロリと泣けた。
と思ったら奥様はケロリで、まんまと術中にはまったようで悔しい。

モノの作りに興味を惹かれるのは男の子らしい性質だと思う。分解。修理。パイレーツでは、キングや社長の得意分野。僕はモノの手入れを怠りすぎ。
で、せめてベースの弦を(1台分だけ)張り替えることにする。

何年ぶりだろう。映画の効果か、新年だからか。ベースマガジンをちらっと立ち読みしたら、千ヶ崎さんがフラット弦の弾き比べをしている記事があった。利酒のようだな。これも影響したか。弦の種類を試す余裕はないですが。

ペグ付近の1弦の傷の縊れが、ここで切れたらいやだなと長らく気にはなっていたので。弦を外して、目立つ汚れを拭いてみる。フレットの潰れ、指板の凹み。あまり気にならないけど、気にした方がよいだろうか。

替えの弦には、使いさしで割と状態のよいものを発見して得したと喜び、新年早々に貧乏性が露呈する・・・いかん。

パイレーツ・カヌーの新年会の話にしよう。
8日(日)はエリザベスのソロライブ(w/西村哲也さん)がありました。
by 鈴鳴男さん

ヨッシーの発案でその日に「CAFE すずなり」に一同集まり、昼過ぎから2時間ほど軽くやりました。店主マリさんとワンダーにもご挨拶。ラムとイモの湯割りで暖まりリラックス。

会の半ばで、ベスから重大発表があり、サラ主将が瞬間的に感極まり号泣。それをすかさず写真に収めて大笑いするケヤキ嬢はさすがである。女子トリオそれぞれに記念すべき年になりそう。

全員の変顔でお祝いの記念撮影。ケヤキ嬢の岩石のような顔にその場の全員が平伏。魚を頭に被ったブライアン。愉快じゃ。人類は面類。酉年は酒年。
(2010年秋にサラのソロアルバムのお披露目と併せた小ツアーで西村さんも一緒に撮った皆の変顔も思い出す。)

この日に見た大泣きを「初泣き」としておく。感情が豊かでよろしい。パイレーツ・カヌーの「最小2人」ベス&サラならではの思いもあるか。

昨年末のツアーレポートで、信州大鹿村のサラ欠場で「皆勤賞が誰もいなくなりました」と書きましたが、ここで少し補足。
当然、パイレーツ・カヌーと名乗るライブには最小単位が揃うもの。しかし、一方のベスも「ひょっこりパーティー」が始まって1年後くらいのときやむを得ない理由で1回欠場して、サラ祭りと称して「ひょこパ」をやったことがありました。
なんてことも思い出す。

初稽古は10日にベス&ザ・パイカス(男トリオ)で。新曲のリズムアレンジがおよそ固まる。ベスがエレキを試したり。去年一度手を付けた曲を確認したり。

すぐに続きが始まる気分で別れて、ただいま時間が経過中。

先の話ですが、今年の年末でオンザコーナーレコーズの設立5周年だし、何か面白いことができたらよいですな。

///初演奏///
京都に雪が積もった15日、 ダイ&ザ・パイカスでハチタイにお邪魔してきました。猛者多数。

昼飯(酒)のついでに用足しもしたのに、会場に帰ってきたらセーイチさんとヤーソさんの演奏が始まっててチビりそうになる。
そのセーイチ先輩のパンの内側を至近距離で眺めて幸せね。
by ルンバ姉さん

2017年1月3日火曜日

「アケマシテ・ネンマツ・レポート」

あけましておめでとうございます。じゅんです。

年末は30日の晩まで家を空けていたので、31日~元日としばらくは在宅。

31日の朝早く起きて、大晦日と元旦のご飯を準備。例年のメニューに加えて、晦日にはサラ主将に分けてもらったクワイを素揚げに。ホクっとホロ苦く美味かった。

元日の朝は、福岡でガーデナーズにいただいた「独楽蔵」(純米吟醸)で乾杯。

初歩きはやはり一人で。のどかな天気である。弁天様から大黒様へとテクテク行くのも恒例に。
願いごとを絞り切れず手を合わせる時間が長すぎ。今年は優柔不断な性格が治ったらよいな。皆さまのご多幸をお祈り申し上げる。

夢見はかなり悪かったですが、2日の朝は、子どもが寝てる間に奥様が録画した映画を二人で見ているといった状況で、平穏そのもの。なにとぞ・・。


さて、話を年末に戻して、パイレーツ・カヌーのツアー・レポートその3です。
実はこれ、ツアー中あまり役に立たない僕に与えられた任務でもある。ちゃんとやらなくちゃね。その割には全く自分では写真を撮らなかったけど、そこは皆さまの力を拝借。
12月29日の拾得「ひょこパ」と30日カフェ・ジンタのディーディーズ&スーマーのことを報告して、完結とさせていただきます。

12/29(木) @拾得
パイレーツ・カヌーのツアーファイナルは、我らがホーム、京都拾得で「ひょっこりパーティー第42弾」。
大入りの満員でした。お馴染みの顔もたくさん。遠方からも。本当にありがとうございます。
僕とは初顔合わせとなるブライアンをベスから紹介してもらえたのも嬉しかったな。アメリカ西海岸から。ファミリーが増えた感じ。

ドレスコードはニット帽。僕もヨッシーに借りて着用、2ステ目には脱いじゃいましたが。

キャッシー(ケヤキ)作のインスト"フェイク"をはじめフィドルが不可欠な"マッティー・マロイ"や"スパイダー・タトゥー(バンドバージョン)"、女子トリオ、ベスのソロやナカイバンドなども織り込みつつ、ゆっくり2ステージやらせていただきました。楽しさピーク。
by tokumototoさん
ついつい飲むよね。酔客を僕が送るという事態も発生。
帰路は荷物を抱えて岩城くんとタクシーで。帰りが遅くなって、いつぞやのキングの予言どおり奥様・お嬢様の冷ややかな反応が・・。ベロベロというほどではなかったのだが・・。

12/30(金) The Deedees@カフェジンタ
朝から精を出す。スーマーさんの曲も4~5曲、できるだけ頭に入れなきゃ。
新しいアルバム「泥水は揺れる」からもヨッシーが選曲。とんでゆけ。キングも自宅で苦戦したよう。現場ではヨッシーのコーラスワークを含めた対応力に脱帽。
http://suemarr.com/disco.html
ジンタには、拾得と連ちゃんで来てくれた方、意外な方、年の瀬に名古屋や大阪からも。ありがたいですね。アットホームな雰囲気。

先発はThe Deedees。初披露の新曲(お父さんの曲だね)から始まり10曲ほど。
そしてスーマーのグっと沁みる歌。終盤に男トリオも混ぜてもらって、最後はハント父娘も。
by Cafe Jinta さん

スーマーさんから拝借
やはり楽しく帰宅が遅くなり・・(以下前夜と同趣旨)・・。 

以上です。


///謹賀新年///
それでは、皆々さま。
本年もパイレーツ・カヌーとオンザコーナーレコーズをよろしくお願いいたします。

後光が大社長の背後に。七福神? 福よ来い来い!

by カナコさん