2024年4月7日日曜日

「ヒビ」

3月の末は気温が上がって桜も咲きだした。さすがにそんな週末は人出が多い。僕も昼下がりに散歩を兼ねて3ヶ月ぶりの散髪に行ってきました。熱いタオルとマッサージが好き。ベースのじゅんです。
京都御所(御苑)を突っ切って、木々を眺めながらてくてく行く。モクレンの花がみごと。

商店街に映画館ができてからずいぶん経ってしまった。平日の昼間におそるおそる入ってみた。遅ればせながら、評判の「Perfect Days」を見ることができました。

公園をまわってトイレ清掃をする平山氏は、昼の休憩タイムはいつも神社で馴染みの木を見上げる。そして木漏れ日をフィルムに記録する。

気になる木だったら僕にもあるなあ。


で、散髪の帰りは、また御所の中を、少し回り道をして大きなクスノキを見に行くことにした。

はみ出して切られることもなく四方八方に枝を伸ばす姿勢が好き。

気になるポイントは、砂利道の面スレスレまで枝が被さっているところ。

木陰が広いのだ。暑くなったら寝転びに来よう。

変調をきたしがちな時節柄、少しでもおおらかな気持ちで日々を過ごせますように。

では、本日のリクエスト。

Joseph Spence - I’m going to live that life 



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


4/20(土)ムジカジャポニカ(大阪 梅田)

春のPiCas祭り~PAHUMA×田渕徹

ウリョンくん(PAHUMA)、たぶちくん(田渕徹)、パイカスの三者で。パイカスは出ずっぱりになりそうです。たぶちくんとの共演は初、ウリョンくんとは2回目。楽しみだ。


4/24(水)インキョカフェ(京都 一乗寺)

Tim Easton Japan Tour 2024

ティムの6年ぶりの来日ツアー。京都公演は4/24(水)に一乗寺のインキョカフェにて。パイカスお伴します。谷くん(KENT VALLEY)の演奏もあります。京都の方(に限らず)是非!

その後は、5月に京都でスーマー×パイカスが決まっています。詳細は追って。



=追記=


“つれ・づれ”は、次回は4/12(金)ウーララ(京都 西院)にてイトチューくん(ドラム)が入ったトリオ編成で、ウーララ24周年イベントの6/18(火)はモーラムセット(ピン、アコーディオン、ベース)で。


“ぬかるみ天国”には、4/14(日)AZUL TERRACE(大阪 梅田)、5/5(日)@三国ヶ丘FUZZ(堺)に参加予定。7月は京都も。(3月の東京(下北沢、高円寺)2days、面白かったです。昼間に街中華で一杯やれたのも幸せな時間。僕だけ終電で京都に帰らなければならず高円寺に居座れなかったことが心残り。)

240317JIROKICHI  photo by ladyeriaさん
ぬかるみ天国の新作、LP『ぬかるみ三昧ライブ/アサキチ』&3rdCD『こけたらむけた/アサキチ』を僕も東京でいただきました。

「光と影」という曲がCDの方に収録されていて、映画「Perfect Days」を見ていたら、エンドロール後に出てくる「木漏れ日」(日本語)の解説にその言葉が使われていたので反応してしまった。

なんだか美しく響いたのでメモしておきます。


「風に揺れる木の葉によって生み出される光と影の揺らめきを表す日本語。それはその瞬間に一度だけ存在します。」

日々は唯一無二の瞬間の積み重ね。そのほとんどを忘れてしまうし、意味を求めるものでもないけれど。よい瞬間を多く感じられるとよいですね。


・・・映画館の向かいのスーパーでホタルイカとソラマメ を買って帰って一杯やりました・・、というのは、あまり瞬間っぽくないなあ。

2024年3月2日土曜日

「ウル・・」

今年は閏年。地球の公転周期とズレないように1年の日数を調整する必要があるので2月が1日長くなる。お得感があるようなないような。ベースのじゅんです。
調整日の2月29日を閏日(うるうび、じゅんじつ)という。じゅんの日なら機嫌よくしているのがよいでしょう。やなことはあっても。誕生月ですし。

さて、2月はライブがなかったので、忙しくなる前にと、個人名義のデモ音源(CD-R)を久しぶりに作りました。基本は、コロナ期にガレバンで作ってパイカス(PiCas)の岩城くんとヨッシーに送った曲ネタ(たまに採用あり)を整理しただけですが、なかなか面倒くさく、しかし楽しい作業。

改めて11曲(29分12秒)を通して聞くと我ながらかなり面白いと思える。まずは自分へのプレゼントとして成立。
で、聞いていただきたい方々にお渡しできるよう一応の体裁は整える。しかし、人に渡すときは、クォリティー云々というより、自分を晒すような恥ずかしさが込み上げるだろうなあ。


普通に売ろうと岩城くんは言うけれど。うぅむ。

ま、ライブのときに酒の足しにでもなればよいか。もし欲しい方がおられたら、引き換えに1杯おごってもらうくらいがちょうどよいかも。


では、せっかくなので、収録曲から1曲。

これは約20年前の音をそのまま入れたのでボーナストラック扱い。パイカスで時々演奏するようになるまで長らくお蔵入りしていた曲です。(やはり気恥ずかしい。いい加減な即席動画も。お許しを。)

JunB’s  -  も・ブルース



///当面のパイカス///
パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


4/20(土)ムジカジャポニカ(大阪)

ウリョンくん(PAHUMA)、たぶちくん(田渕徹)、パイカスで、ただいま談合中。詳細が明らかになりましたらお知らせします。


4/24(水)インキョカフェ(京都 一乗寺)

Tim Easton Japan Tour 2024

ティムの6年ぶりの来日ツアー(4/19-29)が決定。京都公演は4/24(水)に一乗寺のインキョカフェにて。パイカスお伴します。



=追記=

“つれ・づれ”は、次回は4/12(金)ウーララ(西院)にてイトチューくん(ドラム)が入ったトリオ編成で。


よくお誘いいただく“ぬかるみ天国”には、3/16(土)440(東京 下北沢)、3/17(日)JIROKICHI(東京 高円寺)、4/14(日)AZUL TERRACE(大阪 梅田)に参加予定。

ぬかるみ天国は、LP『ぬかるみ三昧ライブ/アサキチ』&3rdCD『こけたらむけた/アサキチ』のダブル発売記念。おめでとうございます。LPはライブ会場でのみ販売、CDは全国流通もするそうです。これはたくさん売れるとよいですね。(僕も両方に参加させていただきました)

では最後に。スワンプ好きのアサキチさんにあやかってスワンプロックの名盤から1曲リクエストしましょう。A面の1曲目をとも思いましたがアルバムのタイトル曲を。ウルル。

Jesse 'Ed' Davis - Ululu

2024年2月6日火曜日

「テレ」

 今年の初詣は地震翌日の2日に初散歩を兼ねて。祈ったり願ったり。京都は嘘のように穏やかな青空でした。ベースのじゅんです。
新年の抱負は、自分のなすべきことをしっかりやる、苦手なことも少しは改善する、という趣旨のことを神前で呟いたのに1ヶ月が過ぎてしまった。リセットしたい。


苦手といえば以前から電話が苦手で、ケータイが鳴るたびにビビってしまう。

ま、電話に限らずコミュニケーションツール全般に付き合いにくさを感じるし、対話力の問題もあるけれど、生活に大きな支障がない程度なら、己はそういうものと割り切ることも改善策だと最近は思うのです。


それにしても、居ながらにして距離を超えて何かを伝えたり受け取ったりできるのは、改めて考えると魔法のようだ。もはやライブ配信のごときは当たり前。情報伝達。遠隔操作。はるか遠く月面にも及ぶ。

もとを正せば、人類の知りたがりな特性が成せる技なのか。より速く遠くにという欲が成せるものなのか。


そんな技術の進歩が被災地の支援や支援の拡がりに役立っていることは言うまでもないでしょう。寄付なんかもしやすくなったし。

しかし、やはり実際に生の活動をする人たちがいてこそこれが活かされるのだと思う。避難所や福祉施設に燃料など必需品を届けるといった現地の活動報告に触れると頭が下がります。



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


4/20(日)ムジカジャポニカ(大阪)

詳細が明らかになりましたらお知らせします。


<終了>

1/20(土)音凪(大阪)

音凪新春企画   新春スペシャルセッション 塚本功 × パイカス


パイカスは塚本さんと約3年ぶり2回目の遭遇。満員御礼。楽しい時間でした。

(photo by nabeさん)

謎の飛行物体でやってきた生物とテレパシー(精神感応)で交信、遠くから居場所がわかる、頭の中に声が届く。ご一緒した7曲中にそんな歌が2曲もあった。宇宙人や超能力の話は少年の心をドキドキさせる。テレポーテーション(瞬間移動)やテレキネシス(念力)も仕入れたいところ。

ソロの塚本さんが色々な曲を、ドビュッシーまで聞かせてくれて、素晴らしい。

歌うときは未だマスクを外せないそうで。僕は「ヒマツ」(飛沫)という曲が好きだな。ふと「ハバツ」の語が思い浮かぶのはオヤジな心。でも「いやな感じ」や「いやな気分」はよいモチーフになるでしょう。


ところで、音凪では僕はCD棚にへばりついて立つのですが、振り向くとテレヴィジョンのCDがいつも目にとまる。トムヴァーレインが亡くなって1年か。

先輩方の好きな”MARQUEE MOON”のレコードが僕のオクテな心に響き始めたのは新成年期を過ぎてから。なんてカッコいいギターバンドだろう。


本日は、その3曲目をリクエスト。ちびるじょん。

Television - Friction


=おまけの雑学=

エレキギターの名器、フェンダー社の「テレキャスター」の名は、当時の新技術だった「テレビ放送」から来てるんですって。へぇー。

2023年12月29日金曜日

「カイモノブギー」

日曜の午後、100均でコーヒーフィルターとちょっとした台所用品を買おうと高野のショッピングセンターへ。混雑しているのはクリスマスの前だからだな。今年も暮れていく。雰囲気に便乗して酒屋で安い赤ワインも購入。ベースのじゅんです。

こういう生活必需なものを買うときはお天道さまに恥じることはないのだが、忘れた頃にカバンの底から焼酎のワンカップ(飲みかけ)や同時に買ったと思しきスティックサラミ(未開封、セブン-イレブンの)が出てくると少し恥ずかしい。計400円ほどだろうか。


今年買ったものを振り返って機器3品をピックアップしてみた。


1 細身のベース(6月)
約4半世紀ぶりにベースを購入。チープな品ながら不具合を上手く調整してもらったら割とよい感じ。持ち運びが圧倒的に楽で稽古に行くのに重宝している。ライブでも何度か使用。最近は自分の身体まで痩せてきたので筋トレしようと思う。


2 ワイヤレスのヘッドホン(8月)

5年前に奥様が買ってくれたヘッドホンがボロボロに。で、iPod用に新しく購入(スマホは未所持)。実はBluetoothは初めて。線がないのは快適で散歩が進む。やかましい地下鉄もノイズキャンセリングで大丈夫。


3 小型のアンプ(12月)

3年ほど前に Phil Jones Bass のベースアンプをお借りしたら使い勝手がよくて、長らく気になっていた。で、最近の小型機種を思い切って購入。15年近く使っているコンパクトなRolandよりも、重量2割減、サイズ4割減、パワーは逆にアップ。デビュー戦に備えよう。


購買欲を刺激され、小型、軽量、モバイルの三種盛り。需要と供給は持ちつ持たれつ。

それにしても、世間の主要なニュースを振り返れば「わてほんまによういわんわ」と言いたくなることが多い。欲をかきすぎてはならぬ。


さて。お正月用の食材を買いに行かなくちゃ。


本日のリクエストは、笠置シヅ子の「買物ブギー」もよいけれど、購入したてのヘッドホンでよく聴いたアルバムの中からこの美しい曲を。少しドスのある歌声も素敵だ。

Sam Phillips - Sister Rosetta Goes Before Us


///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


1/20(土)音凪(大阪)

音凪新春企画   新春スペシャルセッション 塚本功×パイカス

(2020.9.13@音凪)

開場18:00 開演19:00
チャージ3000円+1ドリンク(別途要)

塚本功さんと約3年ぶり2回目の遭遇となります。今回いっしょに演るのはどんな曲だろう。楽しみだ。

その後は、4月にムジカジャポニカで何やら企画中、詳細が分かればお知らせします。

<終了>
12/3(日)@ ムジカジャポニカ(大阪)

PAHUMA+PiCasでムジカ師走のワンマンショウ

PiCasはウリョンくん(PAHUMA a.k.a 金佑龍)に初寄生。とても盛況で楽しかった。よいお客さんが多くて頼もしい。

「インフルをうつしてごめんなさい」とウリョンくんがライブ前に居酒屋でおごってくれた。おかわりまで。すみません。ごちそうさま。次は僕がおごります。


パイカスの2023年のライブは、拾得の50周年イベントから始まって、Bug&Rhino(サラと大ちゃん)、ワンダー、アーニャ&スー(Anya Hinkle、Suemarr)、蠣崎未来、豊田渉平、Matt the Electrician、Anya Hinkle、PAHUMA、の各氏に寄生。皆さま、ありがとうございました。


サラ&大ちゃんといっしょにできたしキャッシーにも会えたので、もう少しでパイレーツ・カヌーが揃うところでしたが、それは今後に期待。


ところで、ウリョンくんの名前から三つ首のドラゴンを想起して・・・パイカスのよく分からない写真が出てきたので・・・置いてみた。


今年も色々ありました。来年は辰年。臆せずにまいりましょう。

2023年11月25日土曜日

「キセー・ニッキ(2023年10月~11月)」

ベースのじゅんです。10月下旬以降のことを書き留めておきます。関係各位、ご来場の皆さま、ありがとうございました。(ネットから写真を拝借しています。お許しください。)

10月22日(日)
パイカス3人で稽古。25日(水)の曲目を確認。マット(Matt The Electrician)とは当日合わせで。

10月25日(水)

10/19-29の日程で来日(Matt The Electrician Japan Tour 2023)しているマットのライブ。京都は一乗寺のインキョカフェにて。マットは6年ぶり。ツアーを組んだ松本さん(鎌倉 Cafe Goatee)とは2019年のアンソニーのとき以来。会えて嬉しい。


パイカス→ マット→ マット&パイカス の3部構成。いっしょに新しい曲もいくつか。↓は前にも一度だけ寄生した曲、松本さんがアップしてくれました。

Matt The Electrician w / PiCas - A Secret

マットの曲はとんちの効いたポップ感がとても好き。次の機会があればこんなのもやってみたい。

Matt the Electrician - Dance 

ヨッシーは野球の話で盛り上がる。片言でもよく伝わる。マットはサンフランシスコ・ジャイアンツの大ファンで、テキサス・レンジャーズも応援。もちろんヨッシーは阪神タイガース。ちょうどレンジャーズがワールドシリーズへ、タイガースは日本シリーズへという時期。

本当はオフ日に野球観戦ができるように日本ツアーの日程を組んでほしいのだとマットが言っていた。そういえば、テデスキ・トラックス・バンドのデレクとスーザンの日本シリーズを観戦している写真がSNSに上がっていたな。羨ましかろう。

(photo byアヤちゃん)
よい写真。マットと岩城くんの間から小さくインキョさんも。

10月30日(月)
ウリョンくん(PAHUMA a.k.a 金佑龍)とパイカスで稽古。ウリョンくんから、ツアーのお土産、徳島のすだちを分けてもらう。うちの嬢の好物。ありがとう。

11月2日(木)、3日(金)
高熱。腰周りの痛み。ふらふらで動きが取れず。寝込む。インフルだ。今年は正月もコロナで寝込んだな。4日(土)には復活、平常モードに。


11月5日(日)

大阪難波のmusic bar S.O.Raへ。ぬかるみ天国のライブに参加。

日本シリーズ最終戦と重なったので虎ファンのガンホくん(ギター)は気が気でなかったのでは。演奏後は実況に釘付け。タイガースの日本一が決まるのを待って僕は早々に退散。道頓堀方面に向かうパトカーのサイレンが鳴り響く。

11月7日(火)

咳が出始める。体はしんどくないけれど。続くので10日(金)に近所の内科を受診、咳止めを処方してもらう。


11月11日(土)、12日(日)

大阪堺のフクダスタジオへ。ぬかるみ天国の次作アルバム用に2日間でベーシックの録音。

アサキチさんとミサさんから、堺の名物、かん袋「くるみ餅」をいただく。持って帰ったら奥様が大感激、早朝4時から食される。ありがたや。


11月14日(火)

12日(日)に来日・来京したアーニャ(Anya Hinkle)の滞在先、ミホコさん宅へ。アーニャとパイカスで例によって仏間で稽古。初めての曲たちも意外とスムーズにベースを付けられそう。

練習後は皆でミホコさんに夕飯をご馳走になる。幸せ。拾得ではバスコさんに負けぬよう派手なシャツを着用すべしとアーニャから指令がある。


11月15日(水)

都合がついたので拾得翌日の大阪CHAKRAに僕も参加することに。CHAKRAとアーニャに、パイカスが3人全員になるとヨッシーから変更の連絡を入れてもらう。

咳止めの薬が効かないので再受診、別の薬をもらったけれど・・。


11月16日(木)

拾得(京都)へ。アーニャのツアー初日は、Anya Hinkle & PiCas で。そして、Joke On The Puppy Old Time String Band(バスコさん、恵子さん、井上健さん、一美さん)がオープニングを務めてくれた。これが素晴らしく、ぬるめの快楽成分が場を満たしていく(Facebookに動画を上げておられます)

(photo by 加代子さん)

バスコさんはタイガースのユニホームで派手さは控えめ。パイカスのシャツは過剰反応だったか。

(photo by Mikamiさん)
アーニャの新しい曲「目を覚ましたら」について少し触れておこう。本人の説明とダブるけど。

これは、去年6月に亡くなった大鹿村(長野県)のサイモン・ピゴットさんとの思い出に捧げられた曲。今回のツアーのテーマ曲と言ってよさそう。ツアーで販売している手拭いにも詞(日本語)が書かれている。元音源はアーニャと岩城くんの二人でレコーディングしていて、これがなんとも美しい。

そして、京都で帽子を作っているilsou(アヤちゃん)の”月の満ち欠け帽”(オーダーを受けて約1ヶ月かけて製作、実際の月の満ち欠けに合わせて刺繍を加えていく)とのコラボ曲(その月にオーダーした方に帽子とセットで届けられる曲)でもある。

そのilsouの帽子をかぶっている人たちがこちら。アーニャ、アヤちゃん、バスコさん。みんないい顔。ヨッシーも写っていたらよかったなあ。

(photo by アーニャ)
お客さんはとても楽しんでいた様子。PAで色々工夫してくれるヒロくんにも感謝。テリーさんとふうさんもずっといてくれて、ちょこっと話もできました。前から気になっていたバスコさんのCDを購入。


11月17日(金)

大阪のCHAKRAへ。この日は、アーニャ&パイカスで2ステージ。シャツの指定は特になし。2日目も参加できてよかった。

(photo by Mikamiさん)

(リハーサル photo by 増田さん)
僕の咳は治まらず、楽器を弾いている間は大丈夫なのに終わるとゴホゴホ。ギターとドブロのインスト曲の最中が我慢のピークで、場の雰囲気を壊さないようにとお尻をつねりながら耐え忍ぶ。

アーニャとの演奏はどれも楽しく、その中で僕がスリルを感じた曲をご紹介。

Anya Hinkle - Hills of Swannanoa

パイカスの寄生はここまで(岩城くんとヨッシーは、それぞれ、あと1回ずつ)。アーニャのジャパンツアーは12月3日(日)まで、各地で素晴らしいミュージシャンと共演します。


終演後、チャクラのカレーをいただく。いつも美味。デザートにチーズケーキをいただく。これも美味。大阪人が列をなす「りくろーおじさんのチーズケーキ」で、これは知っていて当前らしい。僕と岩城くんは知らなかった。

帰宅して嬢に尋ねたら「常識やで」と。「ステラおばさんのクッキーは?」「ビアードパパのシュークリームは?」・・名前が覚えられぬ。


11月18日(土)、19日(日)

休養。新しい呼吸器内科を受診。

回収依頼のあったピーターソンのベースアンプを取りに行く。何年も置きっぱなしですみません。カートにくくり付けて日曜は朝からゴロゴロする。


11月21日(火)

“つれ・づれ”の稽古。咳はあいかわらず。油断していたら両足が攣る。同級のひがし(ギター)も右肩の不調を抱えているし、そんな歳なのか。


11月24日(金)

西院のウーララで”つれ・づれ”のライブ。本来のトリオ編成。全編インストでダンサブルに。

(photo by ゆかこさん)

次回の”つれ・づれ”は12月7日(木)、これもウーララで。 モーラムセット(ピン、アコーディオン、ベース)、関西弁の歌になると思います。



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


12/3(日)@ ムジカジャポニカ(大阪)

PAHUMA+PiCasでムジカ師走のワンマンショウウリョンくん(PAHUMA)に初寄生です。


その後は1月に塚本功さんとご一緒する予定。詳細は追って。



=おまけ=

少し前に、パイレーツ・カヌーのチャットで、各メンバーの最近のお気に入りアルバムについてやり取りがありました。そこで言いそびれたのですが、以前に岩城くんに借りたワダマンボさんの”homemade monaural delux 2”を挙げておきたいです。

その中から、先月マットと会えたことだし「Electrician」という曲をリクエスト。YouTubeに、CD音源は見当たりませんでしたが、ライブの動画がありました。これは素敵なトリオだ。


WADA MAMBO - Electrician


昨夜も今朝も寒かったけれど、レイカちゃん(エリザベス)の最近の写真を見ると、向こうは気候がよいのだろうなと思う。元気そうでなにより。

2023年10月23日月曜日

「カミサマ ホトケサマ」

 秋。キンモクセイの匂いが漂うよい季節。しかし不安感が増す。そんな方は割とおられるでしょう。ベースのじゅんです。僕もちょっとそんなふう。

で、奥さまに同行をお願いして、先日、癒されると評判の民間仏の巡回展に行ってまいりました。

龍谷ミュージアムに130体ほどの個性的な神さま仏さまが待っておられた。

小さなコミュニティのかかりつけ医みたいな神さま多数。個人の祈りや愚痴を気さくに聞いてくれそうな、ユルキャラな見た目でも人の心が染み込んだ大切な存在。あまり厳かだととっつきにくいですから。


それにしても。ツノを失くしてバイキンマンそっくりの鬼、自分の乳を搾っているお地蔵さん、宴席の爺さんたちといった風情の十王(閻魔大王ほか)、観音さまの表情も愛嬌たっぷり。おかげで気持ちがほぐれる。

「ごめんちゃい」と小さくなって許しを乞う童子(亡者)のポストカードをつい買ってしまいました。


NHKが「みちのく いとしいホトケたちに出会う旅」という番組を放送していたそうで、ミュージアムの立派なミニシアターで上映されたのはこれだな。シアターには他に客はなく贅沢なひととき。

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=39813


身近に似たような神さまがいるといいだろなと思う。・・・ぷっとこいてぷっ・・・いるかも・・。


お気に入りのCDのジャケを思い出す。

では、その中からいとしい 魔法のような曲をリクエスト。最近、駅で座り込んでいたらiPodがグッドタイミングでシャッフル再生してくれて、癒しの力を感じたのだった。


EL GRUPO FOLCLORICO - Tucutru



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


10/25(水)インキョカフェ(京都 一乗寺)

Matt The Electrician Japan Tour 2023


オースティン(テキサス )からマットが10/19-29のツアー日程で来日。25日の京都はパイカスがお伴します。6年ぶりにマットに会える。お見逃しなく。

(2017年9月 @ CAFEすずなり


11/16(木)@ 拾得(京都)

Anya Hinkle & PiCas


アーニャの日本ツアーは、11/16から12/3まで。初日の京都・拾得でパイカスと一緒に演奏します。その後も岩城くんとヨッシーがいくつか絡みます。


12/3(日)@ ムジカジャポニカ(大阪)

PAHUMAPiCasでムジカ師走のワンマンショウ

ウリョンくん(PAHUMA)のワンマンショウにパイカスで参加、初寄生です。楽しみ。





=追記=

“つれ・づれ”は、最近はイトチューくん(ドラム)が入った本来のトリオ編成で月1回のペース。対バンの方々も、9月の夜想(四条大宮)ではガジェットを操るまさおさん、10月のウーララではクラリネット独奏のN-ogataさん(than)と、とても面白かった。次回は11/24(金)ウーララ(西院)。その次の12/7(木)ウーララは、"つれ・づれ モーラムセット”(ピンと歌、アコーディオン、ベース)です。

先日のウーララで、イトチューくんからCHAINSの新譜”decades on”をようやく入手。


よくお誘いいただく“ぬかるみ天国”には、9月の440(東京 下北沢)や10月のAZUL TERRACE(大阪 梅田)で参加。AZUL TERRACEのMisaさん還暦ライブでは、指定の髪型とシャツで演奏、歌いに来てださった金子マリさんのバックも少し。次は11/5(日)music bar S.O.Ra(大阪 難波)にお邪魔します。


上の写真(拝借しますね)は僕が演奏に加わる直前の様子。コーラス隊のたたずまいなど本日のテーマに少し通じる気がする。失礼でしょうか。ごめんちゃい。

2023年9月5日火曜日

「ガッショウ」

8月の終わりに父の葬儀のため実家に帰った。何度か同行したことのある「きずきの森」を一人で散歩。ベースのじゅんです。
朝から汗だく。みはらし台から大阪のビルや生駒の山を眺めて一休みする。
この時期はツクツクボウシの大合唱。たまに鼻のつまったようなミーンミーンという別の声が混じるのがよい。どこにいるのだろうか。鳴くのは賑やかでも見られるのは嫌なのだな。トンボやチョウは静かでもよく目立つのに。


京都に戻って修学院あたりを一人でうろうろ。

モンシロチョウやアゲハのほか、神社では下草にシジミチョウ、日陰にジャノメチョウ。民家の横でミスジチョウ、川沿いを上がるとタテハチョウにクロアゲハ。自然に視界に入ってくる。


ついでに色々思い出したりもする。

信濃川の土手でモンキチョウを採ってもらったこと、西宮に住んだとき横のキャベツ畑がモンシロチョウだらけだったこと、だけではなく。


男の子は動くものにつられがち。足もとを飛ぶハンミョウたちに案内されてタマムシの亡骸を発見。

合掌。


では、1曲リクエストします。ひとりぼっちじゃないよと思うけど。

デューク・エリントンの美しい曲を、アラン・トゥーサンのピアノとマーク・リボーのギターで。星くずが降るようなイントロに早くもやられてしまう。

Allen Toussaint - Solitude

祖父の時代の曲と父と同年のピアニスト。動画に組まれた絵もみな素晴らしい。気に入ってくれたらよいなあ。



//当面のパイカス//

ライブの予定などは前回のブログをご覧ください。

http://onthecornerrecords.blogspot.com/2023/08/blog-post.html