2018年12月8日土曜日

「パイプ」

今年もとうとう12月になってしまいました。早いなあ。特に10月あたりから時間の流れが加速しています。師走です。このまま春まで行ってしまいそう。

ベースのじゅんです。
秋の健診にひっかかって、先日、大腸の精密検査に行ってきました。誰かが言ってたような気もしますが、人間というのは口からお尻までの一本の管の周りに肉が付いている生き物なんだな、基本はミミズだっていっしょだな、と思いました。

モニターで自分の裏側を見ているとなんだか生きていることを実感。普段あまり考えない身体の部分を意識するのは大切ですよね。何を感じて機能しているのか。足の裏なんかも大事にしたいところ。

腸や食道に思いを馳せながら音楽を聴いていると、管楽器奏者なんかは、消化器官を延長して音楽をやっているような気がしてくる。
つながってるのは呼吸器か、まあどちらでもよいですね。

ということで、複数の管を操る怪人ローランド・カーク様をリクエスト。
素晴らしくファンキー。東京五輪のボランティアの話なんかも気になります。
Rahsaan Roland Kirk Quintet - Volunteered Slavery

管。チューブ。パイプ。
人と人、団体と団体を上手につなげて互いの交流を生じさせる人をパイプ役ともいいますが、僕自身は人とつながるのが得意な方ではないので、かなり恩恵にあずかっていると思います。

さて、そんなつながりを作ってくれる方々に感謝しながら、年末恒例の1年の振り返りを。

1月、2月
◎ パイレーツ・カヌー「パイレーツ・カヌーきさらぎ旅」
 ベスが来日し、1年以上空いてのライブ・ツアー。全員集合もあり、ベス&パイカス(男3人)といった珍しい形もあり。中井大介、Anya Hinkleも一緒に。次はいつだろう。
3月、4月 
◎ 映画「愛しのアイリーン」の主題歌を録音
○ マツケン&PiCas
 奇妙礼太郎くんの歌のバックをパイレーツ・カヌーが担当。ネガポジのゴローさんのリクエストにより月想のマツケンさんのバックをパイカスで。
5月 
○ 歌屋BOOTEE with PiCasで「祝春一番」に出場
○ 歌屋BOOTEE との昨年12月の拾得での初共演がCD化
6月
◎ ベスのベイビー誕生!
○ チョウ・ヒョンレとPiCas、中井大介&PiCas
 女性陣は全員がママに。男性陣はチョウくん(ラリーパパ&カーネギーママ)に寄生。
7月~9月
○ 歌屋BOOTEE with PiCas、スーマー&PiCas、長野友美とPiCas、中井大介&PiCas 
◎ パイレーツ・カヌーの録音が少し前進
◎ 映画「愛しのアイリーン」公開
 地震や台風で大変な夏でした。スーマーさんとはすっかり馴染んで京都‐名古屋‐大阪へ。長野さんとの演奏が実現、とても新鮮。大ちゃんとは東京ローカル・ホンクを拾得に迎えて。 
10月
○ 杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas「TURNEO!!!!」
○ 歌屋BOOTEE with PiCasで「命の渚コンサート」に出場
 スチョリくんのバックは面白かったな。来年の再結成あるかもしれません。
11月
○ ぬかるみ天国3 with PiCas
◎ ケヤキ家でパイレーツのホームパーティー
 パーティーにはベス&ベイビーもテレビ電話で参加。ほかのちびっ子たちが僕に構ってくれるようになりました。
12月(予定)
○ パイカス忘年会
 男3人で寂しく忘年会?作戦会議? ポリープ切除後はしばらく飲酒を禁じられますが、かけこみで酒量が増えないように気をつけよう。

パイレーツ関係、僕から見える範囲では、このような1年でした。
では、来年もパイレーツ・カヌーとオンザコーナーレコーズをどうぞよろしくお願いします。
(photo by はいごさん)
人気の動画をおまけに。これ、かっこよいですね。
Pipe Guy - House/Trance/Techno Live


年末の大掃除は排水管も忘れずに。また下剤飲まな・・

2018年11月16日金曜日

「四十にして惑わず」

いやいや夜なんかは寒くなって来ましたね、お久しぶりの岩城です。
筆不精が危うく1年を過ぎるところでした。

月日が流れるのが早い、気が付けば僕も不惑の40歳を迎えていました。
不惑とは言うものの、もちろん惑わされる事もあれば枠にとらわれる事もまだまだありますねぇ。
楽器修理の仕事をしていてもたまに予想と違う結果になった時に「なんでやねんっ!!」と物言わぬ楽器に独りでツッコんでいたりと。慣れや経験から 俺出来る! と思ってきた時にイレギュラーなヤツが来てバキバキに鼻をへし折っていく、アイツは絶対にどこかで僕を監視してるに違いない。
まあそうやって惑わされながら経験を積むしかないのでしょう、幸いにもそれを楽しめている様な気もするし。

前回、潤さんがブログにギターの修理について書いてくれました。
潤さんのブログを読んで楽器の修理を持ってきてくれたお客さんがなんと 0人 ありがとうございます!
いやいやせっかく書いてくれたんやから、てか色んなSNSやってるんやから自分で書けよって話ですよね。
って事で今回は修理のブログにします!

こちら↓

靴かいっ!!
僕も懲りないですよね。
オマエは靴修理職人ではなかろうに。
でも進んじゃいます。


ソールがボロ過ぎです。
雑な修復跡も有り、剥がれも多い。
ほぼほぼゴミです。
気に入っているので買い替えるのが当然でしょうが、期間限定品で手に入りません。
おそらくお店でソールの交換はしてくれる様な気もするのですが、自分でなんとかしてみようという邪念がムクムクと膨らんじゃいました。
前にワークブーツのソールを自分で交換した事はありますが、こいつはさすがに張り替え用のソールは市販されていません。

そこで

同じメーカーで同サイズの靴を持ってました。 
破れているので履いてなかったのですが、なぜか捨てずに置いてました。
こいつのソールはまだそんなに傷んでないので...  
使えんじゃね
と思っちゃいました。そう今回はソールの移植です、「ソールスワップ」と言うらしいです。

もう想いは止まらない。
アセトンを使ってソールを剥がします。

結構楽に剥がせました。


こちらは剥がれかけていたにもかかわらず、我の施した修復が仇となり苦労しました。

少々作りが違う事に不安の覚えつつ...
右の母体の黄色いソールもエイやっと剥がし。

元の糊跡も取り、洗剤で洗いパーツが揃いました。
もう後には戻れない、僕には組み立てる未来しかない。

中敷きにボンドを塗り、接着し。
同じくソールも。
この辺は異常な興奮状態で作業している為、写真が少ないです。
そして

完成!!
出来たよ、多分。
元のソールと横のラインが多少違うので、少し跡は残ったものの。
 

出来て嬉しかったし作業中も楽しかった、がしかし今になって思うと次にまたこの靴は修理可能なのだろうか、プロに任せたほうが結果寿命が長くなったんではとも思う。
結局、楽器の修理と同じで惑うことばかりですねぇ。


2018年11月10日土曜日

「1111」(ガッキのハナシⅡ)

明日は11月11日。ポッキーの日やサッカーの日と認識している人は結構いるのではないでしょうか。しかし、ベースの日というのはどうなんだろう。「ハッピー・ベース・デイ」と盛り上げている方々もいるようですが、一般的には、何それ、ウクレレもバイオリンも弦が4本なのになぜ、という感じですかね。

ベース担当のじゅんです。自分の楽器のことは以前に書いたことがあるのでスルーパスしておきます。
http://onthecornerrecords.blogspot.com/2013/04/blog-post_17.html

で、今日は義兄所有のギターのことを少し。7月末の義母の葬儀のときに義父の遺したギターを義兄から預かって、岩城弦楽器工房で修理してもらいました。

ギルドのスターファイヤー。
義父は15年ほど前に義母との旅先で亡くなったのですが、生前にこれを部屋で弾いている姿を僕も何回か見たことがあって、アメリカで買ってきたと聞いていました。義兄によると、自分も同行して持って帰ってきたのでとても思い出があると。
義父が自己流で1~3弦あたりの複弦化を試みたのか、ヘッドに穴があいていて追加のペグがくっついていたり。しかし、かっこいいフォルムです。
ナット、サドル、ブリッジの位置、電気系統などを直して、ちゃんと使えるようにしてもらいました。

もう一本。コガのアコギ。
ペグは固まってるし、ブリッジ周辺のボディーは浮いているし、無理やり接着剤で固めた箇所がケロイド状になっているし、ヒビ割れだらけ、ガムテープの跡、指板にシールベタベタetc。こちらは、このままゴミとして捨てられてもおかしくない代物。
しかし、裏には義兄が小さかったとき(半世紀ほど前ですな)に書いたマジックの落書き(サイン入り)が・・。
古い楽器独特の風格もあるし、せっかくなのでこれも直しましょうよ、と思わず進言してしまいました。まあ、僕は何もせずに岩城くんを頼るだけなんですけどね。
(修理前)
岩城くんに相談したら、最初は最低限必要なところを直そうということでしたが、案の定、職人気質を発揮。
修理後のギターを取りに行って、岩城宅で鳴らしてみるととてもよい音が響くのでびっくり。ゴミ同然のものが現役選手に。これは本当に嬉しいですね。落書きはそのままにすっかり生き返りました。
(修理後)
(1ねん3くみ(個人情報は一部黒塗り加工))



つい先日、高校生の息子さん(甥)に手渡したらとても嬉しそうで、取り次ぎをしただけの僕も幸せな気分に。義兄からは「○○家の家宝にします」とのお言葉をいただきました。

岩城弦楽器工房、持ち主や弾き手のことを考えながら丁寧に対処してくれるのがありがたいところです。よい仕事するなと思わず岩城くんを見直しちゃいましたよ。僕の楽器もそのうち調整に出そうかな。よろしければ皆さまも是非。

では、ベースの日ということなので、弦ベースではないですが、一曲リクエストしておきましょう。ブギッ!
これはピアノの左手のベース音が階段をかけ上がっていくような感じが面白いですね。 
ALBERT AMMONS - Bass Goin' Crazy (1939)


もういっちょう。ウギッ!
Meade Lux Lewis - Bass On Top


///最近のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

10月のパイカスは、スチョリくんに寄生して大阪(ムジカ・ジャポニカ)と岡山(城下公会堂)で演奏してきました。僕は移転後のムジカは初めて。引越し後にせえぽんが過労で倒れたと聞いて心配しましたが、元気そうでなにより。

スチョリくんの音楽は好きだなあ。ピアノプレイヤーといっしょにやるのは久しぶりで、ブギウギも楽しかったです。
いっしょに回った杉瀬陽子さんのトリオ、安宅浩司さん、北山ゆう子さんも素晴らしいプレイヤーで、岡山で皆で食べに行ったラーメンが美味でした。安宅・岩城のAIコンビは、まるで兄弟のようですな。

月末に歌屋BOOTEE with PiCasで出させていただいた「命の渚コンサート」もよい天気で気持ちよく、軽く?飲みながら色んな演奏を楽しむ。やはり野外はいいですね。イベントを作っている皆さんに感謝。来年も同時期、10月27日(日)の開催だそうです。
(by 大瀧さん)

で、直近のライブは、明日11/11、ぬかるみ天国とです。是非お越しくださいませ。
11月11日(日)
ぬかるみ天国3 with Picas@本町Mother Popcorn(大阪)


その次は4月になりそうで、これまた素晴らしい方に寄生する予定です。詳細は改めて。
それまで僕の私的事情によりライブの方はお休みをいただきます。その間に色々と充電できるとよいのですが。

//パイレーツ・カヌー//

先月の岡山の城下公会堂にはサラ主将と大社長が家族連れで、服部緑地公園の命の渚コンサートにはキャッシー・ケヤキがこれまた家族連れで来てくれました。
どちらもあまり話せなかったけど、続きは来週末のキャッシー家BBQパーティーで。早速、燃料補給と充電をしよう。

パイレーツ・カヌー、こんな字幕入りの動画があるなんて知りませんでした(住友さん、ありがとうございます)・・・次のベス来日はいつかなあ。
https://twitter.com/akisumitomo/status/1059096492386865152

BUG & RHINO(中井大介&河野沙羅)宣伝もしておきましょう。トム・フロインドのジャパンツアー、来週の水曜日(11/14)は福山のポレポレで共演です。
https://twitter.com/dsk_nakai/status/1060341843714465792

2018年10月13日土曜日

「モ」

世の中は知らないことだらけ。ワカメの根っこのところがメカブだなんてことも最近まで知らなかった。別の海藻だと思っていました。モっと勉強しないと、モたもたしているうちに人生終わっちゃうよ。

じゅんです。では、ちょっとだけお勉強・・

ミドリムシも藻の仲間。そうではないかと思っていましたが。ミドリムシを培養して普及させて世界の貧困や栄養事情を改善しようとがんばっている会社もあるそうで、夢のある話だな。クロレラよりも消化がよいらしいです。
(↓以前にパイレーツとも遊んでくれた杉本恭子さんによる記事)
https://greenz.jp/2016/07/15/mokatsu/

「藻」の類は英語では"algae"(アルギー/アルジー) というのか。これも全く知らなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=dJ-KA_586Mk

アルギ・・・「はじめに言葉アリキ」という有名な聖書の文句を思い浮かべる。
「言葉」と訳されている「ロゴス」には、論理や理性などの意味合いがあるから、万物を司るオールマイティーなものが天地創造以前に存在していた、みたいな話につながるのかな。あまりピンとこないけど。

それよりも、有史以来、あらゆるモノに名前をつけて、あらゆる事象を言葉で説明しようとしてきた人類の気が遠くなるような偉業に目を向けたい。・・という訳でもないですが、考えてみると、それ自体には全く実体がないくせに不可欠なもの、大きな作用があるもの。不思議。

とりあえず、日常の中で、声であれ文字であれ、言葉の持つ印象やイメージを面白がったり、物語を楽しんだりできるのも大変ありがたく、アウトプットが苦手で落ち込むこともありますが、言葉があってよかったなとは思っています。

先日、我が家のトイレに、「○○の勉強法」「お金が貯まる○○」といった類の本に混じって、唐突にレイ・ブラッドベリの短編集が置いてあってびっくり。奥様が図書館で借りてきてくれたようで嬉しくなりました。収録作品のタイトルをレコードの曲名のように眺めて想像を膨らますと楽しい。

その中にあった「目に見えぬ少年」(Invisible Boy)がなんだか好みだ。年老いた一人暮らしの魔力のない魔女が、遊びにきた孫の男の子を帰したくなくて透明人間になる魔法をかけたといって騙す。すると、見えなくなったことが嬉しくて、調子にのってつまみ食いをしたり裸で踊ったり。見えないふりをするのが大変。

「目の見えぬ・・」なら全く違うストーリーになるだろうな、と考えていると、神戸で The Five Blind Boys Of Alabamaを見たときの遠い記憶が脳内をかすめたりも。Five・・
では、ここで5人のモーが出てくるルイ・ジョーダンの"Five Guys Named Moe"をリクエストして終わります。

Louis Jordan & His Tympany Five ‐ Five Guys Named Moe


//最近のパイレーツ//

エリザベス:
出産後しばらく休んでいたけれども、また歌い出したそうです。帽子とヨダレかけを着けたベイビーちゃんのかわいらしい写真が送られてきました。元気かね?

サラ:
トム・フロインドのジャパンツアー、11/14(水)は福山のポレポレで、BUG & RHINO(中井大介&河野沙羅)が共演だそう。http://www.cafegoatee.com/tomfreund2018.html

キャッシー:
「愛しのアイリーン」を見に映画館に行って、いろんなチラシを眺めていたら「学園前アートフェスタ2018」にキャッシー・ケヤキの写真を発見。11/3(土)の昼間。http://gakuenmae-af.com/ivent/
翌11/4(日)は茨木のD barにて久々の The Pencils で、こちらもお昼に。https://www.facebook.com/events/2256852387869125/

男性陣の近況は不要か。10月はパーソナルな記念日のあるメンバーも割といるので、来月、恒例となったキャッシー家のパイレーツBBQパーティーのときにでも乾杯しよ。ベスはテレビ電話で参加するとか。楽しみだ。


///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

先月のパイレーツの録音の空き時間に、こっそりパイカスの「もぉブルース」という曲のリズム録りをしたのですが、その後どうなるのか・・

9月もパイカスは皆さまのおかげでとても楽しかったです。
またまたスーマーさんと。
(by ジョニーさん)
大ちゃんといっしょに、東京ローカル・ホンクとの共演も。
(by ラリーさん)

(by アヤちゃん)
素晴らしい人たちに感謝。インキョカフェでは焼酎をおごってもらっちゃいました。

そして、今月はいよいよスチョリくんと!
はりきってまいりましょう。

10月20日(土)
杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas @ムジカジャポニカ(大阪)
http://musicaja.info/3938

(Photo 石川耕平  Design 水田十夢)

10月21日(日)
杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas @城下公会堂(岡山)
http://shiroshita.cafe/events/v/413


10月28日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @服部緑地野外音楽堂(命の渚コンサート2018
http://inochinonagisa.com/


11月11日(日)
ぬかるみ天国3 with Picas@本町Mother Popcorn(大阪)



2018年9月8日土曜日

「アラシ」

夏は好きですが夏の終わりは苦手・・、なんて言ってられないですね。地震、豪雨、猛暑、台風、大地震、次々に襲われて。大変な被災状況を思うと。

自分の守備範囲をしっかり守りつつも、何かあったときに常にカバーに入れるようにする、むしろそこまでがお前の守備範囲、というのは子供の頃に野球をやっていて教わった。人としてのあり方だなと思ったりしますが、実践できていないもどかしさ。

ベースのじゅんです。くじけそうになってもパイレーツのブログはサボらんとこ。・・できるだけ。

では、本日の1曲目。天気をネタにした曲は古今東西いくらでもありそう、今回のお題はアラシ。
ドクター・ジョンのボ・ディドリーを意識したようなトレモロの効いたギターが楽しい曲を。
Mac Rebennack - Storm Warning

台風21号のせいで、近所でも神社の参道や河川敷の道が倒木で塞がれたり、ウチのベランダに隣の屋根の一部が飛んできたりしました。岩キングや大阪の大社長の家にも少し被害があったようですが、京阪奈のパイレーツ・カヌーたちは、みな無事でなにより。

で、その大ちゃんのツイートに対する反応が凄いことになっている。多くの人の気持ちを的確に代弁した、さすが社長、というのはもちろんなのですが、同姓同名の有名人と間違われた可能性がバンド内では指摘されているところ。しかし桁違いな反応数、ライブのお客さんの増にはつながらないかなあ。

さて。
お次もニューオーリンズもの、好みの偏在はご容赦ください。ビリー、エラ、シナトラほか色んな人が歌っているスタンダード曲(ミュージカル映画でヒット)をインストで。約四半世紀ぶりに聞いてみたら、やっぱり大好物、ちょっと~ヨダレタレタヨ~です。
Dave Bartholomew - Stormy Weather 

最近のパイレーツ・カヌー。
なかなかフルメンバーでは集まれませんが、ベスが送ってくれたボーカルトラックに重ねる形で今月初めに録音が少し前進。バンド本体の活動はやはり嬉しい。ま、気長にお待ちくださいませ。
(イワキング自撮り)
それから、奇妙礼太郎くんの「水面の輪舞曲(ロンド)」が映画「愛しのアイリーン」(監督・脚本:吉田恵輔 原作:新井英樹「愛しのアイリーン」)の主題歌になったので、バックで演奏させていただいた我々としても気になるところ。今月14日に公開されるそうで、面白そうだし、見に行こうかな。ドキドキ。R-15の規制あり?

http://irene-movie.jp/

(映画『愛しのアイリーン』予告篇)

では最後に。
自然の猛威は恐ろしいですが、何か美しさや希望を感じる曲ないかなと、記憶の中をリサーチ。これなどいかがでしょう、映画「MOOG」のサントラに入っていたお気に入り。
Electric Skychurch - Endless Horizon 


//当面のパイカス//

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

8/25の大阪音凪での長野友美 with PiCas、楽しかったです。
(byルンバ姉)
企画をしていただいた音凪さん、ご来場の皆さん、そして快く寄生させていただいた長野さん、深く感謝です。

ではこの先の予定を。
引き続き寄生先(宿主)に恵まれてまいります。

9月16日(日)
スーマー&PiCas @CHAKRA(大阪)

9月17日(月)
スーマー&PiCas @インキョカフェ(京都)

9月19日(水)
「ホンク9月のツアー 遠い願い 〜京都拾得編〜」
東京ローカル・ホンク中井大介&PiCas @拾得(京都)
17時半開場/19時開演
2,500円/3,000円(D別)

10月20日(土)
杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas @ムジカジャポニカ(大阪)
http://musicaja.info/3938

10月21日(日)
杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas @城下公会堂(岡山)
http://shiroshita.cafe/events/v/413

10月28日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @服部緑地野外音楽堂(命の渚コンサート2018
http://inochinonagisa.com/

2018年8月22日水曜日

「タビニデヨウ」

「旅に出る」と「旅行に行く」とではニュアンスが違う。冒険とか傷心のにおいがするかしないか。「旅行に行く」というと、全くそんな感じがしなくなると思うのは僕だけだろうか。
それも悪くないし、むしろ家族旅行などはそうでないと困る。ベースのじゅんです。

夏休みにどこかに連れて行ってくれ(船に乗りたい)という至極当然なボンの要望を、時すでに遅し、時間が取れないと却下してしまった。
すると甘え上手を発揮、ジジババに頼んで約束を取り付けたようで、これは任せちゃえと一安心。と思いきや、ババからの強い要請で、スケジュールを調整して僕も同行することになった。ジジも歳であるし少しは孝行になればよいが、完全な便乗である。

で、旅行の効能をつらつら考えてみる。

① 移動するのが単に好き。
速さが自分のコントロール外にある乗物での移動時は、日ごろの「焦り」が無意味になるので、流れる景色を眺めてぼんやり空想に耽ることができる。
(船上から日の出)
② 日常の義務から解放される。
出勤しなくてよいし、ごはんも作らなくてよい。リバウンドを恐れつつも、短期の解放を楽しむ。普段は飛ばし聞きしているウォークマンの音楽を新鮮な気持ちで聞いてみる。スチョリくんとイワキくんの曲の合間の喋りなども。

うぅむ、①②など普段でも気持ちを切り替えるだけでできそうではあるが・・

③ 変わったものや知らないものを見ることができる。
別府の地獄めぐり。36年前に行ったことがあるのにすっかり忘れていたなあ。宿の近くでは、力道山が愛用したキャデラックの上で歌うエルビスにも会えた。

④ 同行者との関係が深まる。
普段と違う空間や時間を共有することで親しみが増す。直系同士であるし。ボンが職業についてジジにインタビュー。学校の宿題だそうで、なぜその仕事に就いたのか、やりがいは何だったか、同じ話を何度聞かされても静かに聞く。場がなごむのでありがたい。

⑤ 美味いものが食べられる。
しかし、ホテルの夕食など量が多くて食べきれないと落ち込む。元祖貧乏性。残してしまうことの罪悪感。年寄りに完食は無理だろう。腹を空かしていた自分に食べさせてあげたい。

⑥ 土産を買える。
京都の面々を思い浮かべて何か買って帰ろうと考えるのは案外に幸せ。奥様や嬢様に頼まれたブツが見当たらないと焦るのだが。これも適量がよい。

⑦ 大きい風呂に入れるとか、ほかに色々あっても、結局こんな風になっている気がする。

帰路は、社長(中井大介)やキャプテン(河野沙羅)のいる福山もビュワンと新幹線で通過。しばらく会っていないなあ。盆の最中に大社長から一度だけ「ア、ゴメン、マチガエタ」(後ろで子供の大きな泣き声)という電話がかかってきた。忙しそう。次に会えるのは9月の拾得か。

京都は、五山の送り火の次の日から涼しくなってしまって、なんだか寂しいのだ。火に見送られて精霊たちはどこに旅立ったのだろう。
では、旅にちなんだ曲を。サン・ラは土星に帰るのかな。意外と涼しげである。
SUN RA ‐ Moonship Journey

旅行もそうだけど、よい休日が過ごせるとよいなあと。
では、ラスカルズのヒット曲をアレサのバージョンで。安らかに。
Aretha Franklin - Groovin' 


//当面のパイカス//

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

ではライブの予定を。寄生先(宿主)に恵まれています。
先日の京都(すずなり)名古屋(Hunny-Bunny)のスーマーさんとの2Days、お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

8月23日(木)
歌屋BOOTEE with PiCas @GANZ toi,toi,toi(大阪)
台風20号接近のため中止・延期(日程未定)
[出演]
The Red Castanets
歌屋BOOTEE&PiCas  
OPEN 19:00/START 19:30
前売 ¥2500/当日 ¥3000(1drink¥600別)

8月25日(土)
長野友美 with PiCas @音凪(大阪)
https://www.facebook.com/events/1073423009488875/


9月16日(日)
スーマー&PiCas @CHAKRA(大阪)

9月17日(月)
スーマー&PiCas @インキョカフェ(京都)

9月19日(水)
「ホンク9月のツアー 遠い願い 〜京都拾得編〜」
東京ローカル・ホンク中井大介&PiCas @拾得(京都)
17時半開場/19時開演
2,500円/3,000円(D別)

10月20日(土)
杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas @ムジカジャポニカ(大阪)
http://musicaja.info/3938

10月21日(日)
杉瀬陽子トリオ×スチョリ with PiCas @城下公会堂(岡山)
http://shiroshita.cafe/events/v/413


10月28日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @服部緑地野外音楽堂(命の渚コンサート2018
http://inochinonagisa.com/

2018年7月29日日曜日

「トンデユケ」

7月5日から続いた大雨のときは、鴨川も増水して濁流がゴーゴーと大変な勢いでしたが、そんな中でも川面に沿ってツバメが朝から縦横に飛んでいるので驚いた。
せっせとエサをとっているのか。この時期だと子どもらは親鳥と変わらないくらい大きくなっているだろうなあと思う。

シンパシーを感じる、というより頭が下がります。ベースのじゅんです。

増水がひいた後の高野川右岸を歩いていると、サワガニの甲羅が貝殻のように点々と落ちているのが不思議。中身はカラッポ、もぬけ(蛻)で、カラスやトンビの仕業なのかな。
これも自然の摂理のような気がしますが、骨(外骨格)だけになって、地を這うものからすると怨めしいかも。

やはり羽根があるのは羨ましい。
では、本日の1曲目。羽根がなくて飛べないから歌うのだ。・・飛べなくて歌えなくても働いて稼ぐのだ。
The Blues Busters - Wings Of A Dove

いろんな人がやっていますが、ブルース・バスターズを。
先日、"CuBerry" のイベントに誘っていただいて共演したとき、会場でスカがずっと流れていたので。
"CuBerry"は、友人(こばやん)の娘さんたちがやっているバンドなのですが、映像も演奏もキュートで素晴らしい。新世代が来ている。

うちの姪に、キューベリーのメンバーと大学の同学年だし知ってるかと聞いてみたら、残念、知らないとのこと。世の中は狭いようで狭くない。

そんな姪のピアノを聞きにコンサートホールへ。オーケストラをバックに堂々とした演奏を披露、お客さんの拍手も大きかった。変拍子ありあり、緊張感もあり、SF映画を見ている気分、面白い選曲(矢代秋雄という方のピアノ協奏曲だそう)でした。
パンフによるとこの曲の初演は僕の生まれた年で、ふと人生とか寿命とかいう言葉が頭をよぎるけど、深くは考えられず。

子どもは大人になるし、自分がその分歳をとることは分かっていても、実感・覚悟としてどうなのか。
身長・体重ともボンに抜かれたことが最近判明、お下がりの服が増える。
嬢が東京方面に興味を示すので、視察に付き合う。近いうちに家を出ていくことになるのかも。ついでに初の東京スカイツリーに登って天に近づいてみましたが、あまりピンとこず。

では、2曲目はしっとりと。3日前に亡くなった義母からのインスピレーション、「私は行くけれど君には新しい明日が来るよ」と。
いくつになっても大好きな演奏。(先月のブログと出典が同じですみません。ニール・ヤングの曲ですね。
The Meters - Birds

・・・目に浮かぶものたち。大切なことを子どもらに教えてもらったと思います。

7月が過ぎますが、8月もがんばってまいりましょう。
パイカスでは、スーマーさん「とんでゆけ」and more!)、長野友美さん(「羽根がはえるよ」and more!)ともご一緒させていただきます。


//当面のパイカス//
パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

7月22日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @拾得(京都)
(終了。ありがとうございました!! ベスのベイビー誕生のお祝いもいただきました。)

8月11日(土)
スーマー&PiCas @cafeすずなり(京都)
すずなり三周年おめでとうございます!

8月12日(日)
スーマー&PiCas @Hunny-Bunny(名古屋)

8月23日(木)
歌屋BOOTEE with PiCas @GANZ toi,toi,toi(大阪)
[出演]
The Red Castanets
歌屋BOOTEE&PiCas
OPEN 19:00/START 19:30
前売 ¥2500/当日 ¥3000(1drink¥600別)

8月25日(土)
長野友美 with PiCas @音凪(大阪)
https://www.facebook.com/events/1073423009488875/

9月16日(日)
スーマー&PiCas @CHAKRA(大阪)

9月17日(月)
スーマー&PiCas @インキョカフェ(京都)

9月19日(水)
東京ローカル・ホンク、中井大介&PiCas @拾得(京都)
(詳細は追って)

10月28日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @服部緑地野外音楽堂(命の渚コンサート2018
http://inochinonagisa.com/

10月、11月は、新しい宿主様(?)との予定も入ってきました。詳細は追って。