2015年10月19日月曜日

「タソガレ(Crepuscule With Nellie)」


アメリカツアーの話が続く中で気が引けますが。
じゅんです。先月の話です。

シルバーウィーク。
出だしの土日は、持ち帰った仕事をしなくちゃあと思いつつも、パイレーツのブログを投稿するのと、ごはんを作るくらいしかせずに、頭も体も動きにくいのであとはだいたい寝転んで過ごした。

それでも、土曜は奥様にお使いに出され、病院、学校、買物、ついでに久しぶりにザコ(喫茶店)に寄ったりもしている。
ビッグバンドのベース弾きだったアベくんが家族連れで京都に来ているのに出くわして、娘さんが大きくなっていて6歳、2人目ができていて1歳、お姉ちゃんはウチの娘が小さかった頃と同じ店の柱をよじ登る遊びをしていたのが面白かったな。

(ケヤキ嬢の見た夢のとおり、前の晩にベロベロに飲みすぎたけど、元気かと聞かれると、まあまあやね、と答えられるくらいには元気。)

二日酔いでも、文化祭だという娘の弁当を朝から作る。・・が、残した。製造者責任ということで僕の夕飯にサンドイッチが増えた。
夕飯には、イワシが安かったので買ってきて煮付けに。・・が、背骨があるといって不評。なんでやねん。ばっちりお酒が進みますやん。サンドイッチとの相性は微妙であるが。
なんやかやあれど、あまり会話が成り立たない自分にとって、休みの日くらいは家族と一緒にごはんを食べるのが大切だ・・・と思っている。

・・月曜日にFちゃんの訃報が届く。スキルス性のガンだったとのこと。
ウチの奥様の同級生、テレサ・テンに似たケラケラとよく笑う人で、僕らの結婚式で元気にスピーチをしてくれた。
最後に会ったのはパイレーツが始まって3年くらいの頃かな。御無沙汰していたけど、家族ぐるみでよく遊んでいたし、いい奥さんでいいお母さんだったので、亡くなった本人のこともさることながら、ダンナさんのYくんや、小さな頃を知ってる3姉弟が気になる。下の2人はウチのチビどもと同い年だし。

Yくんは、正義感があって、家族思い、なんといっても泣き虫で、長野の冬季オリンピックの原田選手のジャンプのときもテレビの前で大泣きしてたから。
火曜日の通夜では案の定で、抱きしめるくらいしかできないのがつらい。
二番目のジ○○に「おいっ」て呼びかけたら、即「オレがんばるし」やて・・・。気丈というのとは違うのだろう・・・
近しい人のこういのはね・・・

1ヶ月しかたってないんだな。

最近は良い天気が続きますね。
偉大なピアニスト、作曲家。セロニアス・モンクの"Crepuscule With Nellie"を。
空の色が少しずつ変わっていく短い動画のような曲。入院していた奥さんの病室から夕暮れを眺めて作曲したそうです。
モンクは奥さんより先に亡くなったけど。この人の女の人をタイトルにしたバラードは本当に美しい。

(ベスの"Jacqueline"もそうだね。そういえばサラ主将はアメリカではBuddhist monk と紹介されることもあるようで。サラ坊主。脱線。脱帽。モンクは色々と面白い帽子をかぶってるけど、イワキングやヨッシーは似合いそう。僕はダメだな。)

もう一曲。
20年前のYくんとFちゃんの結婚パーティー、じゃなかった。Fちゃんのお兄さんの結婚パーティーか。で、演奏させてもらった曲を。
ニック・ロウの名盤"The Impossible Bird"に入っている"True Love Travels On A Gravel Road "
エルビス・プレスリーがやってましたね。恋はイバラの道を。ジャリ恋ではないのですね。 

(このアルバムのジャケはニック・ロウの足が鳥の足になっていて、パイレーツの"One For The Pain In My Heart"でベスの父上の頭が鳥になっているのと逆。)

(このジュールズ・ホランドのレイターって番組はよいね。ジュールズ・ホランド、ちょっと大社長に似てるとこあるかも?・・)

オレもがんばらな・・・と思いつつ、へたれつつ。
ああ秋じゃ。

2015年10月17日土曜日

「秋のUSツアー その1」

どうも、一ヶ月ぶりです!
ヴォーカルのエリザベスです。

ついに9月〜10月に続行したUS秋のツアーが終わりました。
最初は「ツアーというよりフェスなどに行ってプロモーションをするための旅」と言って計画を始めましたが、振り返ってみれば5週間で20公演をするという歴としたツアーになりました。
沙羅&エリザベスのデュオで行ってきました。
パイレーツで活動をはじめた頃はデュオのライブをそれなりにしましたが、今回久しぶりにすることになり、緊張しました!
でも、いい意味で鍛錬になりました。
いつもはバンドで楽しく、とかトリオでしっとりさせてもらっていますが、あらためてデゥオで世界観を作り上げないといけないとなると... 心も鍛えられると言いましょうか。

今回のおかげで、デュオでもなんとかできるようになりました。
やはり5週間となると疲労も大きいのですが、やはり行ってよかったな、と思っています。

振り返り

まずは、バージニア州リッチモンドの空港で沙羅と待ち合わせ!
練習したり気持ちを落ち着かせる暇なく、とりあえずライブに飛び込みました。

SEP 10 Martin's Downtown (Roanoke, VA)
SEP 11 Highland Brewery (Asheville, NC)
SEP 12 The Local (Boone, NC)

ロアノークとブーンでは、Megan Jean & the KFB というかっこいいバンドのオープニングをしました。これは MeganさんとByrneさんの夫婦ユニット。エレキバンジョー、ドラム、ボーカル。かっこいいでしょ!
また、二人がとても面白いのです。なぜかいつも健康食品と仏教の話題で話が弾みました。いい人たちでよかった〜。

Megan と愛犬のアリーバちゃん

そしてアッシュビルでは、Tellico のオープニングでした。
Tellicoは、今年日本に遊びに来ていた Anya Hinkle さんのバンドです。2回ほどパイレーツのライブにもゲストとして出てくれました。Tellico の演奏を生で見るのは初めてだったので、しかもビール構造所での野外ライブだったので、本当に楽しかった。

ちなみにアッシュビルはビールが美味しいアートな街として知られているそうです。
今年の春に行った時にも素敵だな〜と思ってのですが、今回は何回か行ってみて、さらに大好きになりました。

嬉しいことに、Anyaさんのお家にお邪魔しました!
そこでは美味しい日本食を呼ばれ、日本語が飛び交い、身も心もホッとするひととき。

アッシュビルにて、子供達に大人気の沙羅

しかし、ホッとする間もなく、カントリー界のメッカ、ナッシュビルへ。9月16日〜22 Americana Music Awards & Conference に、プロモーションのために向かいました。
まずは Fanny's House of Music という素敵な楽器屋&古着屋さんに。楽器も古着もあるなんて、パイレーツのためにあるようなものですよね。次回は男性陣も連れて行かないといけない場所です。皆興奮するだろうな。

Fanny's のオーナーのために一曲披露!

そして Americana Awards Show では、ちょっとおめかしをしてお出かけ。

サバンナちゃんと

ここで Savannah Valentino を紹介しましょう。写真の真ん中の女の子です。若干21歳のシンガーソングライター。とっても良い曲を書き、綺麗な声で歌います。
今回は5週間の内、3週間くらいご一緒させていただきました。
同じライブでお互いオープニングをしたり、彼女が私たちのオープニングをしたり、それぞれのライブを見に行ったり。
こうやって他のアーティストと回ると、いつもとは違うツアー体験ができて良いですね。

Ryman Auditorium でのアワーズショー

ナッシュビルではライブをする予定がなかったのですが、なんと、2回ほどライブをさせてもらえることになってしまいました!

SEP 17 Douglas Corner (Nashville, TN)
SEP 18 Belcourt Taps (Nashville, TN)

17日の方は、一曲だけでしたが、ナッシュビルでステージに立つだけで嬉しい。そして18日の方はしっかりワンセットできました。

Belcourt Taps にて。

ナッシュビルではミーハーなこともしました。一応ね。

 Wood Brothers のお兄ちゃんと。

Sara Jaroszと。

二人とも快く写真を一緒に取ってくれました。
Sara Jaroszさんは「日本から来たの?私今年日本に行くよ!」と。
そうです。私が宣伝する必要はないだろうけど、Sara Jarosz、Sara Watkins、Aoife O'Donovanのスーパートリオで今月末に東京・大阪でライブをします。
私アメリカでいけないので(クッ... 涙)皆さん代わりに行ってきてください。

また会おうぜナッシュビル

ビデオたち

Megan Jean & the KFB

Tellico

Savannah Valentino

引き続きは後日!
おやすみなさい。

2015年10月11日日曜日

「ハードな旅のお供」

ただいま、アメリカはジョンソンシティにおります。
やはり思ったより早い5週間でした。
アメリカツアー記は、いろんな事が沢山ありすぎて、
また後日書く予定です。
(書くのかな、、、笑)

ここでは、私の旅の必需品を紹介させて下さい。
旅慣れて来た感をアピールしたいです。





まずはこちら。
折りたたみ洗面器でございます。
野菜や果物を洗ったり、
洗濯物を洗ったりします。
(食物と衣服を同じ桶で洗うのに抵抗がある方にはお勧めしません。)
シャワーがチョロチョロしか出ないところでは、
カランから洗面器にお湯をためて
かぶった方がサッパリします。
空気を入れて膨らます物もありますが、
面倒なのでコレが私にはピッタリでした。





S字フックと折りたたみハンガー。
洗濯物を干すのに重宝します。
物干しロープも持参していますが、
街から街へと移動しまくっているので、
設置したり片付けたりが面倒で、
ほとんど使っておりません。
アメリカは乾燥しているせいか、
手洗いでも、結構早く乾いてくれます。






これは携帯用シーツです。
広げると縦型封筒のようになっており、
スッポリと入って眠ります。
貧乏ツアーでは、どこに泊まるか未知です。
ハウスダストやペットの毛やダニや南京虫から守ってくれます(笑)






そしてこちらは、簡易電気鍋です。
お湯を沸かしたり、スープを温めたり、米を炊いたりと、
どんな所でもコンセントさえあれば自炊出来るので、
かなり助かりました。
ツアー中の外食は実は一番お金がかかります。




米を炊く時に役立ったのがこちらです。
無洗米をあらかじめ1.5合づつこの袋にいれて持って行きました。
袋ごと鍋に投入するだけで米が炊けます。







あっ、スーツケースは、
観音開きのハードケースを使っていましたが壊れたので、
こちらを購入してみました。
観音開きは開く時に中身がバサ〜っと出てしまったりしていましたが、
こちらは上部のフタを開けるだけです。
物も入れやすいし、場所もとりません。
見た目よりかなりの量が入ります。
もう入らないと思ってからだいぶ入ります。
そして何より軽い。
(高いので個人輸入をお勧めします。)






あとは、これにも救われました。
著作権の切れた小説を無料で読めるアプリです。
いまは久々に「小公女」を読んでいます。
待ちぼうけの時間も楽しく過ごせました。


帰りの飛行機では何を読もうか悩んでおります。
お勧めがありました、ぜひ教えて下さい。
ツアーも明日で最後。
はりきって演奏してまいります!!

2015年10月9日金曜日

「2015アメリカツアー記 2/21-2/24」

代表の中井です。
ツアー記、前回掲載が6月!
やっと第二弾掲載です。
日々に追われて続きが大変遅くなりました。
読んでくださっているみなさん、本当にすみません。

パイレーツ・カヌーのみんながどんな旅をしてきたか、ぜひお伝えしたいので
日記をたよりに、3/24の帰国までを頑張って書こうと思います。
ぜひ読んでください。
よろしくお願いします!


「2015アメリカツアー記 2/21-2/24」

2/21sat カンザスシティ「folk alliance conference」四日目

おはようは9:45。
僕は起きてシャワー。洗濯。
サンドイッチを作って食べて、紅茶を入れる。
今夜のメインはオフィシャルショウケース!
バンドセットで演奏できる大舞台です!

<プライベートショウケース見物>
演奏打ち合わせを済ませ、自分たちのステージより少し早めに出発。
みんなでプライベートショウケースを見て回る。
昨日話しかけてくれた鼻輪をしたニューオリンズのミュージシャン、
シャインのバンド「Nathan,Shine,&Jessie」をみつけた。
「Nathan,Shine,&Jessie」なんか自由!

楽しくてかっこいい。
暮らしの中にしっかりと音楽のある人たちのステージだと感じた。

それからサラに呼ばれて入った部屋では「The Lonely Heartstrings Band」
「The Lonely Heartstrings Band」めちゃうま!

この人たちはすごかった。
テクニックや表現力はもちろん、ブルーグラスの古さと新しさを
しっかりと生きた演奏で見せてくれる。
特にバンジョーの人。 Gabe Hirshfeldさん。
見ていたエリザベスはちょっと泣いてました(笑)

出番が近づいてきたけれどベスは目が腫れたまま(笑)
最初のプライベートショウケースは小さな部屋に4組(!)のバンドが入り、
順番に1曲ずつ披露していくという企画でした。
(プライベートショウケースはすべて生音演奏です)
ここでの共演者に「Oh Pep!」がいました!
「Oh Pep!」ポスターもかわいい。

オーストラリアの男女二人ずつの4人組。
彼女たちの生音のバランス感覚・センスはすごい。
たいへんお手本になりました。

ところでこの部屋、とても狭いだろうということで僕は手ぶら出演。
ステージで中井は一曲のコーラスとよっしーのスティック持ち係(笑)
することがあまりなかったので写真撮ったり。
ほらね。ぎゅうぎゅう。中井目線。奥の四人が「Oh Pep!」

その後まもなくオフィシャルショウケースのステージ。
超絶テクニックのオーストラリア人ギタリストのあと、僕らはステージへ。
時間は30分。セッティング込みなので実質は20分強。
やるぞー!とステージに上がるとまさかのトラブル。
なんとベースアンプはあれど電源の線がなくアンプが鳴りません(笑)
やめて!笑
前のバンドが間違って持ってったみたい。
サウンドマン曰く「外に音は出るから大丈夫だ。」と。
しかしベーシストの前にはモニターはない。
オフィシャルは勘での演奏でした。(泣笑)
何か起こるなあもう。
9:30から!

こんな会場です。超絶技巧のギターの人。

さっきのシャインが客席の最前列真ん中でニコニコして見てる笑
演奏時間も考えて、最後にはコーラスアレンジのスパイダーを披露。
演奏は大丈夫だったみたいです。なんとかなりました。
満員のお客さんたちありがとう。

このあとすぐのショウケースがいよいよ最後の出演になり、
こちらもたくさんの皆さんにみていただきました。
ほんとありがとう。

さみしいなあなんて思っていたら合流した塚本さんに
「一緒にやりませんか」と声をかけていただきました。
やった!
塚本さんのステージで共演!
塚本さんの曲とおぼろ月夜の二曲をご一緒させていただきました。
そのあとももう1ステージお誘いをいただきましたが、
こちらはお断りして、どうしても見たいアーティストの部屋に向かう。

「JohnElliot」
やっぱりかっこいい。
さらにそのあとベスがみたいというアーティストを見に
「EuropianHouseConcertHub」の部屋へ。
しかしお目当ては現れず、がっかりしていると
ショウケースのホストが君たちやらないかと誘ってくれるじゃあないですか。
収録してラジオで流すよと。
やります!というわけで2曲ほど披露。
お酒もごちそうになりました。
その後も「終わりなんてやだ!帰りたくない!」というベスにつきあい
朝の6時前まで会場をうろうろするも、
やはりこの時間まで来るとあちらもこちらも徐々にお開きに。
朝方ぐずるベスを連れて帰り、みんなで部屋で音楽の話。
さあもうかえるよ。

素晴らしい場所、素晴らしい経験、素晴らしい時間。
疲れ果て眠りについたのは7時。
おやすみカンザスシティ。フォークアライアンス。
夜明け。


2/22sun カンザスシティ「folk alliance conference」五日目

「明日お昼ごはんに行こうよ」というマットのお誘いを聞いたのは朝方の眠りに帰る少し前。
僕らが起きたのが13:30。
いそいで用意して出かけた先には既にジョンやマット、ティムなどみんな勢ぞろい。
テーブルは別になっちゃったけれど最後にみんなと会えてよかった。
ベスはみんなへのお礼にとアクセサリーを配っています。
とても喜んでもらえたようです。
食事の後は部屋に戻り、明日からのニューヨーク行きや
その後のライブ、会場への機材の手配をしました。
これで半日終わり。
みんなはマットたちやMIPSOに誘われクロージングパーティーへ。
ばて気味の僕は部屋でこれを書いています。
荷造りしなきゃ。


2/19木 14:00 Access Films #701(Yellow)
        26:00  Combo Plate Booking #752
2/20金 12:00  収録 Pinball Sessions #742
        24:30  Traditional and International #753
2/21土  15:15  Star House Collective & Roaring Girl Records #553
        21:30  Official Showcase, Liberty
        23:00  Traditional and International #753
        塚本さんと共演
    Europa House Concert Hub 飛び入り



2/23mon さよならカンザスシティこんにちはニューヨーク

6:57起床。
昨日のクロージングパーティーでパイレーツ・カヌーは大歓迎を受け
演奏もさせてもらったようです。
みんなよかったね。

今日でカンザスシティとはお別れ。
シカゴ経由でニューヨークに向かいます。
カンザスシティ→オヘア空港(シカゴ)→ラガーディア空港(NY)

ホテルから大きなタクシーでカンザスシティ国際空港へ。
シカゴのオヘア空港までは約1時間。
そこからニューヨークのラガーディア空港までは2時間と少し。
おもちゃみたいなマンハッタン!映画で見たことある!

乗り継ぎ乗り継ぎでのあと荷物を受け取り、到着は17:40。
ラガーディア空港からはバスと地下鉄を乗り継いでイーストビレッジの宿へ。

<NYのバスと地下鉄>
ニューヨークのバスと地下鉄には「メトロカード」を使って乗ります。
「METRO CARD」これはレギュラーカード。

磁気テープの付いた紙のカードでプリペイド方式。
このカードにチャージして何度でも使います。
こいつをバスなら乗るときに、地下鉄は改札の機械に
クレジットカードのようにシュッと通します。
改札を出ない限り定額の「2.75」ドル。(レギュラーカード)
地下鉄の改札は人がひとり通過できるゲートでバーがくるんと回る方式。
出口はがらがら回る回転ゲート。
楽器や大きな荷物を持っては通れません。
そんな時はすぐ横に鍵のかかってないドアがあり、
バーのところでカードをシュッとやってからこちらを使います。
と、道行く人が教えてくれました。
たいていのゲートに駅員はいません。
なのでシュッとやって横のドアを通る、これは非公式の方法みたいですね。
(このドアはお金を払わなくても通ルことができますが、
もちろん無賃乗車は大変な罰金があるようです。)

<中井の驚きポイント>
「NYの地下鉄には時刻表が無い!」
のです。そして
「24時間運行!」
なのです。
ということはもちろん始発や終電の概念もない。
-時刻表?24時間やし待ってればくるからそんなんいらんやろ。
てことでしょうか。なんじゃそりゃ。合理的というかなんというか。。
乗り入れシーケンスなどダイヤ管理はどうしてるんだろう。。うーん。

途中バスの窓から鉄橋が見えた。ロバートケネディ橋。
その先はハーレムリバードライブと標識が出ている。気分が上がるー!
降りる駅がアナウンスされたら降りますボタンまたは降りますワイヤーを引く。

みんなたくさんの荷物を抱えて地下鉄の駅へと降ります。
地下鉄のホームはニューヨーク!やって来たよニューヨーク!という感じ!
みんなでNYに居るなんてなんか不思議。125st。

Lexington Avenve Lineの125stから6番ブルックリン方面、混雑する車内、Astor Place駅へ到着。
駅のホームにはスーツのセロ弾きが居ました。
そのままKマートに繋がる出口から出た地上はとっても寒い!汚い!(笑)
人に道を聞き聞き、ひとまず今夜の宿へ。
ここイーストビレッジにはなんだかやけに日本風のラーメン店や居酒屋が多い。
はやっているのね。
到着した宿はなんとアパートの5階(6階?)でした。
ひいひいいいながら荷物を運び入れるとそこは暖かくとても素敵なお部屋。
お部屋のホストが迎えてくれました。
時間はもう20時。
はらぺこのまま、息つく間もなくウエストビレッジにあるTokyo Tapas Cafeへ向かいます。
歩いて15分ほどなのでなるべく身軽な格好で歩いて向かいます。
ワシントン公園を横切り凱旋門をくぐって徒歩15分ほどかな。
ワシントン公園の凱旋門。寒い夜だ。

簡単なセットで2曲ほどを演奏させてもらいました。
(この日特別のミニハンバーガーとフレンチフライのセットが美味しかった。)
23時頃にお店をでるととてつもなく寒い!痛い!
なんとマイナス12℃だって!死んでしまう!
寒くてこわばった「イエーイ」

寒さのあまり途中買い出しにとファーマシーに寄ると日清とサッポロ一番を発見。買う。
宿の下のラーメン屋に飛び込み食事をする。
そこそこ美味しい。不思議な感じだ。
そして高い!
この写真がどうしても日本に見える笑

食べ終えた僕らは部屋に戻り、身支度、明日の起床の約束をして25時頃就寝。



2/24tue さよなら大都会、いざポキプシーへ
8:30起床。
部屋の返却時間は10:00~10:30くらい。
朝の時間はそれぞれの用事をこなす大切な時間です。
男たちは朝からカップラーメンをむさぼる。
まあまあいけるそうです。

今日はサラの大切な人、容子さんと大下さんの待つポキプシー、ガーディナーへ移動だ。
ニューヨーク州のアップステート。
地下鉄→バス→レンタカーですね。
ところでここは5階でした。
また朝からひいひいいいながら荷物を下まで下ろし地下鉄の駅へ向かう。
荷物多し!

アスタープレースからGrand Central Terminalへ。
ここからニューアーク空港行きのバスに乗ります。
その前にグランドセントラルステーションを見ました。
すごい!見たことあるよ!映画で!(笑)
グランドセントラルステーション!

ビデオなど撮って駅を後にします。
バスストップでハウトゥゲットバスチケット?いいから乗れとのこと。はい。
その後T次のバスストップでお客さんを拾ったところで集金人が乗車、代金を回収します。
5人分をカードで。$80。
ニュージャージーを抜け一路ニューアークリバティー空港へ。
フォーシーズンズの舞台と映画、「ジャージーボーイズ」両方を見てはまったサラは
フランキーバリーになりきって歌う。
♪アイラ~ビュ~ベイ~ベ~

到着した空港で車を借りるため、
エアトレインでレンタカー会社AVISのあるターミナルAへ。
サラとヨッシーが乗り遅れる(笑)
手続きを済ませ借りた車はクライスラータウンアンドカントリー。
でかい!新車!しかしきたない!

レンタカー会社の人はミニバンいうてましたがでかい!
日本を出る前から荷物が乗るのかどうか、
そればかりずっと心配してましたがなんのことはない。
デカイ!そして汚い!(笑)
道路に撒かれた融雪剤で真っ白になったボディをもう洗おうともしないのね。

暖かい車内。エリザベスの運転で始まったドライブは快適。
このツアーの運転はベスと中井が交代で。

途中はらぺこの五人がハイウェイわきにめざとく見つけた
イタリア料理のお店に入り昼食にします。
ここがとても美味しい!しかしものすごい量(笑)
ヨッシーはカルボナーラ、岩ちゃんはエッグプラントパルミジャーノとサラダ、
ひとつひとつがでかい(笑)

エリザベスは豆のスープ、サラはトマトとモッツァレラのピザ、僕はラザニアとサラダ。
ピザと顔の大きさを比較してください。その①

ピザと顔の大きさを比較してください。その②


ヒゲ初心者なのでヒゲベタベタ。

とても食べきれず持ち帰り。

その後のドライブは一度道を間違えたもののなかなか順調に進み、
いよいよニューパルツの容子さんと大下さんのヌードルショップ「ご麺ください」に到着!
「GOMEKUDASAI」到着。夕暮れ。中は明るく広いお店です。

サラは二人に感動の再会を果たす!

サルベーションアーミーで寒い夜を過ごす為の服を調達し、
再びお店に戻りおうどんとお酒、ビールをご馳走になる。
僕はもうねむねむ。そして20:30頃かな、お店をでて今夜からのお宿、
お二人の住むガーディナーのお家へ。

<アクシデント!そして大下さんすごい!>
毎日何か起こるねもう(笑)
家までの道、最後の上り坂が凍っているから行けるかな?と言っていた容子さんの予言は大当たり。
家までもう一息、坂の中腹で僕らの車は滑り、そのままずるると坂の下でスタック。
マイナス20℃の中、氷をかき、塩を撒き、タイヤと路面の間に毛布を敷いたりと、
みんなであらゆる努力をしたものの車は動かず。むしろ悪い方向へ。
この時気づいたのだけれど、こんな雪国なのにレンタカー会社の貸す車はノーマルタイヤなのね。
しかもこれはFF。。そらあかんわ。
マイナス20℃の中、スタック!選択コマンド → いのちだいじに!

危険な寒さなので一旦家に戻って体を温めましょう。という容子さん、
車を捨ててみんなで歩いて家に向かう。
大下さんが帰ってきたらきっとうまくいく。彼はアイデアマンだ、と容子さん。
みな足湯とお湯割りでしばし温まる。
そこへ仕事を終えて現れた大下さん。
事情を説明すると、なるほどじゃあいきましょう。
僕もお手伝いします。と中井同行。
滑って転ぶと危ないから気をつけてーと言った途端大下さんが思いっきり転ぶ(笑)
この時ちょっと心配になったのは秘密。
道はほぼ氷。歩くのも困難な坂道。
車に着くと僅かの雪をかきすぐに車に乗り込む大下さん。
新しい車はコントロールしにくいねなんていいながら車を前後に揺さぶりだし、
ものの5分ほどで車を坂の下に!
!!!!と言葉もない中井。
私たちの1時間はなんだったのだろう。
特別な道具も助けもかりずに!すごい!さすがここの人!
その後暖かい部屋に戻り、無事と再会に乾杯。
息子さんの鳩馬くんも交え暖炉を囲んで団欒。
(コチラのお宅の暖房器具は薪ストーブでした)
お二人の愛犬チビとも仲良くなり、落ち着いたひと時でした。
さあ明日からライブです。
就寝は25時過ぎかな。

---続く---

旅は3/24まで!まだまだ続きます。

「丘の船員」

今年はしつこい残暑も無く実に過ごしやすいですね、岩城です。


さて只今パイレーツ・カヌーはエリザベスと沙羅の二人でアメリカツアー中でございます。

各地のライブハウスや野外コンサート・ハウスコンサートなどで演奏し、Americana Music FesやIBMA(世界最大級のブルーグラスイベント)などの大きなイベントにも訪れている様です。


Americana Music Fesには僕の大好きなRy CooderやLos Lobosなんかも出演してたみたいで、彼らを目の当たりに出来るなんて羨ましい限りです。

IBMAは日本では見ることの難しいブルーグラスプレイヤー達を見れたでしょう。IBMAでは楽器のショーケースもあって実に興味深いですなあ。ちなみに僕の大学の先輩の旦那さんもSuda Stringed Instruments (http://homepage3.nifty.com/sudastrings/ )として参加されていたようです。

こんなことなら俺も連れて行けともっと強く言っておくべきでした・・・


いまさらながらルーツミュージックが大好きな僕ですが最近になって改めて戦前のトラディショナルやフォーク・ブルース・カントリーなどを演奏するユニットを組みました。
京都にTurntable Filmsと言うオルタナカントリーとかが好きなバンドがあって
僕はサポートミュージシャンとして参加しています。
ここのギター・ボーカル・メガネの彼(井上氏)と二人で Peg&Awl というアメリカンルーツにこだわったユニットです。

前出のRy Cooderがカバーしてる曲なんかもやるのですが、改めてRyの編曲能力の異常さを思い知りました。
知ってたつもりでも実は全然わかってなかったなぁ、なんて事も多く本当に面白いし勉強になります。

 

共に丘に残された船員の1人、ドラムのヨッシーも面白そうな課外活動があるみたいで
11月1日に大阪NOON CAFEで川本真琴・大阪バンドでドラム叩くみたいです。http://noon-cafe.com/event/oops-here-l-go-again-presents-hello-to-you/
川本真琴さんは僕が学生の時にテレビでもラジオでもガンガンにかかってましたね。今回のバンドメンバーは大阪の濃い所を集めてるのでメチャメチャ面白そうです。残念ながら僕は用事があってこのライブに行けませんが・・・



船員各人が色々と方々で経験した物をごちゃ混ぜしていくのが今までのパイレーツ・カヌーのスタイルですが、これはこれからも変わらないでしょうね。
バンドとしての活動は来年になると思いますが、さらにカラフルに行きたいですね。乞うご期待を!!