どうも谷口潤ではありません、岩城一彦です。
と前置きせねばならん程に潤さんの私設ブログ化してしまっているBlog On The Cornerですが、潤さん1人に船を漕がすのもいい加減悪いので岩城登場です。
昨年末のツアーが終わって以来メンバーとも頻繁に会うことは少なく、知らぬ間にキャッシーと沙羅が出産をしていました。めでたい、めでたい。
聞くところによると2人とも安産だった様で、ホントに良かったです。
さてこの時期になるとテキサス オースティンで毎年行われるSXSW(サウスバイサウスウエスト)の事が思い起こされます。
昨年、一昨年と僕もパイレーツ・カヌーでSXSWに参加しましたが、本当に面白いイベントです。
今年は参加していませんが、SNS等でその情報を見ると今年もかなりの盛り上がりをみせていた様です。
一昨年に僕が初めてSXSWに参加した時は興奮のあまり機材車から降りるときに思いっきり右足首を捻挫して2.3日歩けなくなってしまった事もありました。
捻挫の直後ホテルのベットで患部を冷却中
この時はメンバーが松葉杖やサポーターを街に探しに行ってくれたり、ライブ会場まで抱えられて行ったりと皆に迷惑をかけまくった苦い思い出があります。
捻挫して直ぐに冷やしたのと湿布やサポーターが手に入った事もあり幸いにも帰国する頃には自力でナメクジ並みのスピードでは歩けるようになってました。
当時履いていた靴が足首まで丈があるブーツだったのでサポーターと合わせて足首が固定出来たのも良かったと思います。
このブーツはアメリカツアーに行く前に近所の古着屋で2700円で購入したもので、安物なんでツアー中に潰れたら捨ててアメリカで靴を買うのもアリやなというぐらいの気持ちで買ったものです。
案外値段の割には丈夫でなんせ履き心地が良いので今だに気に入って履いてます。
ブランド名から調べると元は25000円くらいする靴でソールのかかとが減っていたので激安になっていたんでしょう。
2年ほど履いてますが靴自体は本革っぽいのでそこまで傷んでないのですが、ソールは元から減っていたのもあってツルツルになってます。
雨で地面が濡れてたりすると滑るのでその内に仰向けにすっ転んで後頭部を地面にしたたかに打ち付ける危険性を孕んできたので限界です。
似たような靴を探したのですがこの靴ほど履き心地は良いものは見つからなかったので、ここはソールを交換しようと思い、普通なら靴の修理屋さんに出すところですがネットで色々調べていると「これ、自分でも出来んじゃね」と考えが至ってしまいました。
で、早速ソールを通販で購入。
ボンドをシンナーで溶かしつつ金属製のヘラで古いソールを剥がしていきます。
ちまちま作業をして何とか剥がしました。
この縫い付けてあるソールの部分は自分で交換出来る気がしないので、糸を傷めない様に慎重に接着面の掃除をしてます。
両面にボンドを塗って。
接着しました!
余分にはみ出たソールをカッターナイフで無理矢理に切り取ると.....
指を切ります。
新しいソールを血まみれにしつつ、何とか整形し...
完成!!
耐久性に甚だ疑問は残りますが2日ほど履いた感じでは大丈夫そうです。
もし街中でこのソールが落ちているのを見かけたら、僕の方までご一報ください。
貧乏性なだけかもしれないですが、修理ってやっぱり好きだなあと改めて思いました。
楽器にせよ靴にせよ気に入ってるものは出来れば永く使いたいもんですな。
(写真はアメリカから帰国後の空港で足を引きずりながらも探し出した喫煙所での一服)