2018年5月13日日曜日

「ゴブサタ」

久しく連絡していないと「ご無沙汰しています」なんて言いますね。
僕自身に関しては、もともと人と連絡をとるのが得意ではなく、年賀状も書かなくなっちゃって、恩人・友人・知人との関係が疎かになっている。この不義理を今さらどうしたものだろう・・・。ベースのじゅんです。

けれども、出不精であまり喋れない僕を引っ張ってくれる人もいて、旧交を温めたり、声をかけてくれる人が徐々にできたり、というのは嬉しい。やはり人のつながりには感謝せねばならぬ。

ミュージシャンならライブや新作がないと、まさに音沙汰がない感じになっちゃいますが、パイレーツ・カヌーの方は大丈夫かな。

状況に合わせてやっていく、やめる気はさらさらない、とキャプテン・サラが言うてましたし、先日、エリザベスがリズムトラックに歌とギターを重ねて大社長のところに送ってくれたようで、新曲の録音がちょびっと進むかも。で、次の沙汰を待っている次第。ケヤキ嬢の「そろそろ音楽できるやんと思ってきた」というつぶやきも聞こえてまいりました。
と、わずかでもここで近況報告をしておきましょう。

このGWは、PiCas(パイレーツ・カヌーの後ろの男3人「パイカス」で、約1年前から女子不在時にも少しずつ活動中)が歌屋BOOTEEに寄生したので"祝春一番2018"の初日に参加することができました。心配だった天気にも恵まれ、ゆるりと色んな出演者の演奏が聴ける、他の日も行けたらよかったなあ。

ハルイチに遊びに行ったのは3年ぶり。身辺や社会の状況が変化してもあまり時間がたった気がしないのは、自分の年齢だとか鈍感力、楽屋で昼間からいただいたラムや泡盛のせい。
いやいや、フェスの歴史や居心地なんかもひっくるめて、「場」を作っている人らのおかげですよね。

ま、見知った顔が変わらずいてくれるのは大きい。
せえぽんから新しくなったムジカジャポニカのデジ卓の話を、ピカちゃんから自家製の親子丼を、ODさんいつもどうもどうも・・・etc
(無防備なうしろ姿。1年前のPiCasデビュー戦の機会をくれた"gnkosaiBAND"に見入る3人。byルンバ姐)
(by 橋本さん)
で、磔磔の水島ボスが一人で座っているのに遭遇。随分ご無沙汰していたので、目が合って一瞬間をおいて、正面斜め45度の至近距離から思わず「あ~っ」と口が開いたまま指を差してしまい、大変失礼を。着ておられたノーマン・ワットロイのTシャツが羨ましかったです。

では、ここで一曲リクエスト。ノーマン・ワットロイがベース弾いてるやつを。
Ian Dury with Wilko Johnson - Sweet Gene Vincent

イアン・デュリーは、邦題が印象的な「4000週間のご無沙汰でした」(4,000 Weeks' Holiday)を実はちゃんと聞いたことがないのですが、4,000週間てざっと75年くらいかな、高校のころ同級のNが貸しレコード屋で借りてたのを思い出す。生きているうちにまた会えるのか。

そういえば、先月の下旬、これまた三島方面在住の同級のUがKと一緒に(僕には)前触れなく京都までつれ・づれを見にきてくれた。これは6,7年ぶりくらいか、演奏前に一杯おごってもらって軽く言葉を交わしたら久しぶり感はたちまち消滅、一瞬で馴染む。そんなものですよね。

ここで宣伝。つれ・づれのヒガシが約8年ぶりに小説を刊行、「亀と蛇と虹の寓話」(丸山健二文学賞第2回受賞作品)。読後に5月の青空をぼんやり眺めていると、空に同化して自分が融けて無くなってしまいそうになる。
(サイン入り)

('10.7月 サラとヒガシのレアショット)
どうも僕の話にはロマンチックなネタがないので、代わりにもう一曲リクエスト。
美しい曲、歌もギターも素晴らしい。レス・ポール・・・ギブソンどうなる・・
Bing Crosby And Les Paul Trio - It's Been A Long, Long Time

先月末、二十歳の頃から仲良くしていただいているSさんに久々にお会いした。会って喋るのは09'年か'10年だったかパイレーツのライブに来てくださったとき以来で、そのときもかなり久しぶりだった気がする。

今でも現役の学生さんと付き合いがおありで「就職活動中のIくんにじゅんちゃんの就職先の話をしてあげて」というのが用件。喋れるようにとSさんが学生食堂で次々にビールをおごってくださったので、何とかミッションを果たせたか。初対面の方にそのような自分のことを2時間以上も話すなんて普段ならあり得ないこと。

しかし、Iくんに丁寧なお礼の言葉をいただくと大変恐縮してしまう。初来日のローリング・ストーンズを見に行って浮かれていたせいで留年し、学生の身のまま働き始めたんですよ、ははは愚か者ですねえ、なんて話は何の役に立つはずもなく、彼の就職試験がうまくいくことをただ祈るのみ。

それにしても、時は流れて、不可逆的に日々が過ぎていく。時の流れには身をまかせるしかないですが、ニュースが入ってくると、あこがれの音楽を作っていた人の訃報が多くてため息が出ます。

JB'sを支えたドラマー、昨年のクライド・スタブルフィールドに続いて、今月初めにジョン・“ジャボ”・スタークスが亡くなりました。あぁ・・
飄々としたハナウタな感じが好きだったな、ボブ・ドロウが先月下旬に94歳で。
Bob Dorough - My Hero Zero
このとき既に92歳だそう、最後に右手をひょいとあげて「さいなら~」と軽いウィンクでお別れ。素敵すぎる。

僕も、残っている時間はこれまでに使った時間よりもずっと少ないはずで、あまり悔いのないようにやれることはやっていこうと思うのでした。

//当面のパイカス//

5月26日(土)
中井大介&Picas @D bar(茨木)
https://www.facebook.com/events/195576827717927/

6月9日(土) 
チョウ・ヒョンレとPiCas、CHAINS、西村哲也と彼のラビッツ @UrBANGUILD(京都・木屋町)
http://www.urbanguild.net/ur_schedule/event/2018-06-09-sat-%E3%80%8Eof-sings-vol-8%E3%80%8F

7月22日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @拾得(京都)
(詳細は追って)

8月11日(土)
スーマー&PiCas @cafeすずなり(京都) 
(詳細は追って)

8月12日(日)
スーマー&PiCas @Hunny-Bunny(名古屋)
(詳細は追って)

8月25日(土)
長野友美とPiCas @音凪(大阪)
(詳細は追って)

9月16日(日)
スーマー&PiCas @CHAKRA(大阪)

9月17日(月)
スーマー&PiCas @インキョカフェ(京都)
(詳細は追って)

10月28日(日)
歌屋BOOTEE with PiCas @服部緑地野外音楽堂(命の渚コンサート2018
http://inochinonagisa.com/