2013年3月15日金曜日

「サンフランシスコより」

【3月13日(水)】

伊丹→成田行きの飛行機が、
強風の為に飛ばず。

成田→ヒューストンの飛行機に間に合わず。

関空→サンフランシスコ→ヒューストンに振り替えるも、
関空のチェックイン時間に間に合わず、
搭乗させてもらえず。

ヒューストンでのライブや、
インタビューなどを飛ばしてしまう。

振り替え便が見つからぬまま、
関空近くのホテルで一泊。

近くの居酒屋「やみいち」で、
皆で語り合う。


【3月14日(木)】

なんとか、関空→サンフランシスコ
→デンバー→オースティンの
振り替え便が見つかるも、
オースティンに夜に到着の為、
SXSWでの最初のステージ、
Preview Showに出演出来ないことが判明。

チェックインカウンターでは、
私たちのチケットの振り替えが出来ておらず、
また乗れないのかとヒヤヒヤしつつも、
ギリギリで無事に飛行機に乗り込む。




そしていま、サンフランシスコに到着を目前に、
飛行機の中で日記をつけております。
河野沙羅です。

揺れてますが快適です。

何度か、アメリカに行った事がありますが、
体格のよいアメリカ人柔道部に囲まれた席で、
身動きできなかったり。
イヤホンをさしても、
超音波みたいなのしか聞こえなかったり。
テーブルを膝でホールドしないと使えなかったり。

席にはついていなかった私にとって、
いま、右隣にいるパンクバンドの長髪アメリカ人と、
左隣にいる、アニメ好きアメリカ青年は、
とても友好的で落ち着きます。

あっ、そうなんです。

ギリギリでチケットが取れた為、
並び席はなく、
全員、別々の席ですごしています。

そして、みんなの心情を考えてます。
いろんな事が頭を駆け巡っています。


英語が必要な連絡を一手に引き受け、
すばやく取ってゆき、
冗談を言いつつも、きっと、
海外に不慣れな一行を、
助けようと思ってくれている
頼もしいレイカ。
彼女だって、海外での演奏は初めてで、
たくさんの不安をかかえてるだろうに。

私に手伝えることはないかと常に心を配り、
ホテルをとったり、
心やすまる話をしてくれたり、
優しいケヤキちゃん。
この飛行機は終始ユレまくりで、
たぶん、相当こわがっているはず。

海外経験がゼロに等しい中井さんは、
右も左も分からない国で、
やったこともない、
写真撮影に、ライブ録音に、ドキュメンタリー撮影をしなきゃいけない身。
相当なプレッシャーの中で、
重い機材をひきずりながら、
前向きで笑える話しを絶やしません。


感動しますよ。
尊敬しかないです。


そして、みなさんから来る、
励ましのメッセージの数々に、
ネガティブになりそうな心を、
どれだけ支えられたことか。
ほんまに、ありがとうございます。


私たちはなぜ、こんな大変な計画を立て、
支援して下さいって、心苦しいお願いをしてまで、
不安の中へ飛び込むんやろうって
改めて考えます。

北米ツアー!と言っても、
すごいっ!って言われる事ではない気がしています。
内情を見ると、ただただ大変で、
なんというか自慢できない(笑)


でもやっぱり、

いろんなとこで、

たくさんのひとに、

パイレーツ・カヌーの音楽を聴いてもらいたい。

その為やったら、
ちょいと大変そうでも、
飛び込みます。

飛び込ませて下さいっ!


という事なんですね。
それは、たぶん、少しずつ形は違えど、
みんな思ってることなんだと思います。



というわけで、いま最高潮にライブがしたい女トリオ。
無事にオースティンにたどり着けますように。
そしてまずは念願のSXSW、
精一杯、ライブしてきますっ。

たぶん私は帰国まで
ブログやTwitterをサボってしまいそうなので、
投稿しておきます(笑)

また〜あうっ ひまで〜♪