2013年9月30日月曜日

「ホンクツナガリ」

この土日は、女トリオと大ちゃんが榛名湖に行っってる間に、僕は「つれ・づれ」のライブと小学校の運動会でした。いいお天気で。ボンのチームはまたしても最下位、3年連続でしたがドントマインド。お疲れさま。ベースのじゅんです。

今月はブログが放置され気味でしたね、みな忙しいから。僕が連続で書くのもどうかとは思うけど、気になるので少しつないでおきましょう。

9月は高円寺JIROKICHIと京都拾得で「東京ローカル・ホンク」の皆さまと御一緒させてもらいました。ホンクと遊ぶのも3年連続。高円寺では色々会えて飲んで楽しかったなぁ、もちろん京都でも。
9/14JIROKICHI
魚雷さんのブログも貼っておきましょう。
http://gyorai.blogspot.jp/2013/09/blog-post_16.html

ホンクすごいな、面白いな。今回のギターとアカペラによる「夜明けまえ」では涙が出そうなの我慢したら咽が痛かった。うちのキャプテン・サラは、よく日本一好きなバンドだって言っていて、ファン度が高すぎて一緒にいるときのハイテンションぶりが可笑しい。これはお客さんにもよく伝わっていることでしょう。
京都のレコ屋さんの「プー横丁」40周年に寄せたパイレーツたちによるレコ3選をお店のサイトに載せてもらっていますが、ここにもホンクのアルバムが入っていました。(いろんな人の「私の好きな3枚のアルバム」が載ってて興味深い)
http://www.h2.dion.ne.jp/~slice/pooh/40thAnnivTopPage.htm

僕の場合は、ティーンエイジャーの頃の「バンドへの憧れ」のようなものが見ていると込み上げてくる。要するに「バンドっていいなぁ」「バンドやりたいなぁ」(やってるけど)と思うわけです。
ゲンジさんを中心にしたアンサンブルはもちろん、ベース弾きとしてはアラケンさんはほとんど理想像だし、イノウエさんやクニオさんの柔よく剛を制すようなプレイも圧巻・・・。

人がつなげてくれる出会いという話をゲンジさんがしてたけど、自分のことを考えると、それがなかったらここでベース弾いてるってこともなかったかもしれない。誰しも何にでもそういうことはあるでしょうけど、僕には対人恐怖症的なとこがあって「遊ぼうよ」がなかなか言い出せないので、なおさらそう思うのかも。

そういう意味では、先日の拾得を見にきてくれてたワンダーは、僕にはその日のキーマンだな。感謝せねば。(ワンダーとは、彼がギターを弾いて歌っていた「マンブルズ」というバンドで01年までの約10年間一緒でした。)

まず、07年に「テキサス・シューシャイン・ボーイズ(靴ピカ)というバンドが後釜のベースを探してるんで先方に電話番号を教えてもいい?」とワンダーが紹介してくれたのが、ヨッシーやイワキングとの出会い。少し躊躇したけど教えてよかった。
その2年くらい前、ホンクの「東京ローカル・ホンク」を聞かせてくれたのもワンダーで。次の「生き物について」もコピーしてくれて。拾得にホンクを呼ぶから見に来いよということだったと思うけど、その時は行かなくてすみませんでした。まさか同じステージに立つことになるとは思わなかった。

その後、パイレーツ・カヌーができていったり、ホンクがパイレーツと遊んでくれるようになったりといった過程には、また別の力や思いが働いているんだけど、縁というのは不思議だな。
9/22拾得
マリちゃん(高円寺「ノラ犬カフェ」)が撮ってくれた拾得の写真も楽しそうなのでリンク貼っておきます。
http://instagram.com/p/elay6hu5FE/

9月は、ほかにも「ジム・ボジア」とか「勝手にウッドストック」とか、パイレーツ・カヌーは面白いことが沢山ありました。関係者各位、つなげてくれた人たちに感謝。
9/5カフェマーサ ボジやんと一緒に
10月もがんばってまいりましょう。では、こんなとこで。

2013年9月12日木曜日

「ジテンシャ・ゴー・ゴー!」

じゅんです。なんだか最近は朝晩が涼しくなって夏がまた終わるのかと思うと寂しい限りやなぁ・・なんて、9月も盛り沢山やしそんな戯言つぶやいてる場合ではないか。ま、思い出が遠のく前に夏休みのこと少しだけ書かせてもらいましょう。

お盆に家族連れで奧飛騨へ。行先も段取りは奥様に任せっきりだったので、僕は子供らと一緒に連れて行ってもらった(連行された?)という感じでしたが、温泉もお酒もゆっくり楽しんでまいりました。飛騨といえば、仮面の忍者、赤影たちの出身地だったか、キラリと光る涼しい目。


僕は運転手で明るいうちは禁酒、しかし夜にはイワナの骨酒を心行くまでいただきました。焼き干しした丸ごとのイワナ(岩魚)に熱燗を注いでエキスが染みたやつをグーっと飲むわけです。空になったら注ぎ足し注ぎ足し、で、最後は骨まで酒が染み込んだイワナちゃんも残さず食べちゃうわけですね。ん~まい! 久しぶりに堪能、写真とっておけばよかったなあ。
(京都に帰ってきてから義兄が釣ってきたイワナをいただいたので、代わりに写真を載せておきます。これは塩焼きに。)

もちろん観光もしましたよ。中でも面白かったのがこれ。旧神岡鉄道の廃線を自転車で走る!という代もの。
我々は、爺婆嫁娘を乗せたリアカーのような客車を引っ張ってゴー! ガッタンゴットンと片道3駅の往復。復路の客車はバイクが引っ張ってくれました。トンネルは冷んやりしてて真っ暗闇。レールの上を走っているとはいえやや不安になりますが、張り切って闇の中を全力疾走、ゴーゴーガタガタやかましかった。



自転車といえば。
パイレーツ・カヌーには船のイメージは当然あるけど、自転車がついて回るのはなぜだろうね。キャプテン・サラの好みなのかな。かつて「ふたり乗り」という名前のデュオをやってたし、ソロアルバムの裏ジャケにもアメリカ滞在中に愛用していたという自転車が写ってる。

他のメンバーはどうかというと、パイレーツが始まったころ、自転車で坂を降りてくるレイカちゃんと三十三間堂付近で遭遇したことがありますが。ま、みな自転車くらい乗るでしょう、京都では特に。バンドの行動範囲で自転車を漕いでるのを僕が見かけるのは、最近はご近所の岩城くんくらいですけど、ただ便利だからだと思います。

乗ってるということだけで言えば、僕は多い方かもしれない。サイクリングの趣味は特にないですが、仕事の行き帰りにも使うし、子供らが小さかったときは朝の送り(迎えもときどき)が役目だったりで、ここ10年で3台くらい乗り潰しました。
3人乗り仕様(規制前の)も持ってたけど、そうじゃなくても結構工夫して2人の子供とカバンや荷物をまとめて運んだりしてたなあ。さすがに普通に道路を走るのは憚れるので専ら河川敷を行くのでしたが。例えばこんなふうに。せわしない感じやね。

まあ何にせよ、我がレーベル、自転車印のOn the Corner Records(街角音盤)をご贔屓にお願いします。街角に自転車はよく似合うと思う。
CD作品も増えてきましたし、レーベルロゴのTシャツもラインナップを少し変えて新たに追加販売をする動きがあるのでお楽しみに。

レーベルのロゴ(もちろんレイカ嬢作)は去年の秋に作ったのだけど、最終候補に2案が残って多数決で決めたのでした。パイカヌ6人と大社長が票を入れて4対3の接戦だったように記憶しています。

その少し前、去年の今ごろは、女トリオが3月の北米ツアーも視野に入れつつ"Sailing Home"のレコーディングに入っていたころ。で、男トリオはがんばらな捨てられるんちゃうかと、珍しく3人だけで色々話しながら飲んだりしていましたが、その後果たして地位は向上しているのか? 

Sailing Home ジャケ写
!!!

女トリオ北米ツアーにて 
???
う~む・・・・

8月に発売となったミニアルバム3作目ですが、女トリオでやってる「魔女」(The Witch of the Hills)という曲がすんごくよくできていると思います。ただいまフルバンドでの演奏を模索中、男トリオはどう参戦するのかな。魔男?
男トリオもビザールの帽子で http://bizarre-kyoto.com/
ではまた。


リャ! ヤマムラセーイチセンパイガ1stCDカッテクレハッタ! ウレシー!

2013年9月9日月曜日

「リカちゃん人形の行き先」

ヴォーカルのハントです。

昔、まだ可愛い女の子だったころ、ぬいぐるみが大好きでした。人形よりぬいぐるみ派。
でもバービーやリカちゃん人形は、一応持ってました。その中でもまだ状態が悪くないリカちゃんがふたつ残ってて、ずーっと押し入れの中で眠っていました...。

それが、なんと、日の目を見るときが来たのです。

5歳のめいが、今リカちゃん人形にはまっているらしく、譲ることにしました。
さすがにちょっと汚れもあり寝癖も気になるので、服の洗濯、お風呂、髪の毛のブロードライ等を全部やってみました。思ったより綺麗になって良かった!そして、人形の髪の毛をといたり、小ちゃい服のアイロンがけがこんなに楽しいなんて...  この年になってこんなことが楽しいなんて...。結局大人にはなれないのかな。

こんな風にきれいになりました。



ちなみに、やはり洋服のリカちゃん(左)の方が、和服のリカちゃん(右)よりもパンツがおしゃれ。



流行は必ず廃れては戻ってくるといいますが、本当にそうかもしれません。
甥がアンパンマンや機関車トーマスにはまってた時もあったし、姪はハローキティや今やリカちゃん人形。ファッションも、音楽も、なんでもそうなんでしょう。若い世代が新しいものに飲み込まれていくのを見ると、心が痛むときもありますが、新しい進歩がなければ人類も絶滅かもしれないし... かといえば古いもの思わぬところに戻ってくるし。世界は予測不能。

私はどちらかというと古いもの好きで、変化や進歩は疑ってかかることが多いと思っています。でも、 親からみると若い世代になりますし、変化の時代を知らず生きている一人なのでしょうか。(いや、やっぱり親からも「あんたはおばあちゃんや」と言われるくらいなので、本当に心はおばあちゃんなのかも。)

今日の夜食


母が育てているいちぢくに実がなりました。 小さいけど、とにかくすぐに食べないと腐る。
白ワインがちょっと残ってたので、ヨーロピアン夜食の創作をしてみました。
いちぢく、チーズ、ナッツ、そして手造りのクラッカー。こりゃ、美味しい。ワインにピッタリ。食でもなんでも、クリエイティブになってみるのは良いですね。失敗することもあるけど、そのリスクを負うだけの価値はある!今日は成功なり。


 

今日のBGM


ある人に、私の声が Janis Ian に似てると言われました。 Janis Ian のことは知らなかったのですが、調べてみると、なんと素敵!




どう考えても似てるとは思えませんが、嬉しい。そして新しいミュージシャンを知ることができるのはいつでも嬉しいことです。

Janis さんは、社会的なイシューやタブーとなっているようなことを怖じけず歌うような女性。たった13歳で書いたヒットソングは、白人の女の子が黒人の男の子に恋をして、社会的なプレッシャーでダメになってしまうラブソング。人種差別を扱う内容のため、かけてくれなかったラジオ局もあったそうです。1960年代のアメリカですから、時代の子ですね。

上のビデオは「At Seventeen」という曲です。

今まで社会的な曲や、人類の問題を取り上げるような曲は書いたことがありません。一人の人間が抱える小さな問題をテーマにすることが多いです。それは、あまり大きいことだと、ちゃんと書けないんじゃないかという恐怖からです。本当は、自分を超えるような問題を歌ってみたいような気もします。いつか...。