2015年12月17日木曜日

「ザッツ・マイ・ナンバー」

数字のない世界に比べると、お金のない世界、戦争のない世界などは、想像できないこともないぞと思う。
数字で表される「数」は、人類の最大の発見の一つかも。
人間を超越している。心が感じる「幸せ」とかお金が表すモノの「価値」のような不確かさや危うさがないし。宇宙の領域。果てしなさ。「時間」もそうかな。
いやいや、数字や数の概念を持たない民族もあって、彼らは過去や未来のことでくよくよしたり心配したりしないらしい。

戯言でスタート。ベースのじゅんです。

それにしても、身辺には数字の番号が溢れております。自分にまつわるもの多し。
居所には、郵便番号、電話番号、番地。
個体には、納税者番号、お客様番号、社員番号。あとは、生年月日、暗証番号、IDやらパスワードやら・・。

自分に付けられた番号を初めて意識したのは小学校の出席番号。印象に残るのは寮に入ったときの寮生番号。僕の10代の約半分は「421」という番号が付いていて、そのころの持ち物が今でもチラホラ。なくならないようにパンツにも全部書いていました。

"54-46 was my number・・"なんて、トゥーツが歌っていましたが・・
https://www.youtube.com/watch?v=h2aaNWe3C8E
最近話題の「マイナンバー」、奥様がウチにも通知が来たよと。今後は、赤ちゃんから老人まで、生まれてから死ぬまで、一人ずつ一つ。これは気持ちのよいものではないな。違和感のある12ケタ。"12 bar blues"は好きですけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=MHPcEmswDnE

さて、1,2,3,4・・早くも12月。

年末のカウントダウンには少し早いか。しかし、もうカウントダウンな気持ち。ああ無常です。時間は淡々と流れていくのだ。
そんな気分と関係あるのかないのか、"It's so good listening to old records・・" (by Allen Toussaint)ってな感じで、レコードを引っ張り出して聴いたりしながら、他愛なくカウントダウンしちゃいます。
https://www.youtube.com/watch?v=W-omYvl9K0E
では失礼して。


The Moonglows - Ten Commandments Of Love
https://www.youtube.com/watch?v=l6Eu43RoaGQ
今の気分にマッチするかはさておき・・。愛の十戒。Love といえばボブ・マーリーのも。僕はネビル・ブラザーズのレコードで、アーロンの声におののきました。


The Robins - Riot In Cell Block #9
https://www.youtube.com/watch?v=_0qN6EBrhPU
Loveつながりで、The Clovers - Love Potion No.9なんかも手に取ってみたけど、ドクター・フィールグッドの演奏もかっちょいいこっちの曲を。Tarheel Slim - No 9 Train も捨て難かった。


The Beatles- Eight Days a Week
https://www.youtube.com/watch?v=YtuybFrq7Rw
コメント不要ですか。Octopus's Gardenでもよかったですか。





Desmond Dekker - 007 Shanty Town
https://www.youtube.com/watch?v=1wUfmhtOL-k
高校生のときに貸レコード屋で借りた"The Harder They Come"のサントラ、カセットに入れてよく聴きました。ビートルズの次には、ロン・ウッドのディランナンバーもいいかも。Ron Wood - Seven Days


Billy Ward and The Dominoes - Sixty Minute Man
https://www.youtube.com/watch?v=OpQuNY3XFI0
60だけど許してください。一晩中"ロック"するぜと元気です。偏った選曲もお許しを。





Dave Brubeck/Paul Desmond - Take Five
https://www.youtube.com/watch?v=zq1ZgMSdYIc
ズジャッズじゃっ、ズッジャッ。アルトの音色が気持ちよい5拍子。







Fats Domino - Let The Four Winds Blow
https://www.youtube.com/watch?v=ojOkTayuKws
やっぱりデイブ・バーソロミューのバンドサウンドは好き。Nina Simone - Four Women と迷いましたが。
 





Bob Dorough - Three Is A Magic Number
https://www.youtube.com/watch?v=aU4pyiB-kq0
当ブログで一度紹介しましたね。この人は一人でほとんどの数字がいけますね。







Fats Waller - Two Sleepy People
https://www.youtube.com/watch?v=7Htv9DlXPhg
遊びにも少し飽きてきたかな。パトラッシュ… 疲れたろ…。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。




Amos Milburn - One Scotch, One Bourbon, One Beer
https://www.youtube.com/watch?v=RZrP18m0lFo
一杯ひっかけて寝ます。(one o'clock jump,one love,one night,one for the road,one man dog,one nation under a groove,one hit to the body・・・頭の中がグルグル・・・あ、Pirates Canoeの"One For the Pain In My heart"の宣伝くらいしておけば・・・などと)


Bob Dylan - Love Minus Zero/No Limit
https://vimeo.com/55915669
おやすみなさい。よい夢を。
2016年がよい年になりますように。






エリザベスが年明けに2週間ほど日本に帰ってきます。
で、1/29(金)はパイレーツ・カヌーの「ひょっこりパーティー第40弾」@拾得(京都)。
で、全員集合してケヤキ家で新年の鍋パーティーをするらしい。
楽しみにしておこう。・・・出席できますように。

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<今月のお宝>
http://minesrecords.com/archives/9407
弦二さん(木下弦二)のソロアルバム。
大社長とサラ主将が東京の発売ライブに行ったときに買ってきてもらいました。見たかった。

サイン入り! ホンクの全員と小滝さんも。嬉しい。あ、うちのキャプテンのも。
あわよくば谷川俊太郎さんのもお願いと言ってたんだけど、これは欲張りすぎたか。
心に滋養を。養命酒のような歌と演奏。
笑ったり涙ぐんだり裸になったり自転車漕いだり。
お父さんと娘さんのエピソードを話しながら泣いちゃう弦二さんが好きだな。

サラ主将が8曲目の「夏みかん」でいい仕事ぶり。これ1月に横浜でホンクさんとご一緒しましたね。
この人の歌は、口をとんがらかして口笛の練習をするおチビの顔がいつも思い浮かぶ。なぜだか。

さて、来年に向けてもうひとがんばりじゃ。

2015年12月10日木曜日

「秋のUSツアー その3」

どうもこんにちは。
ヴォーカルのエリザベスです。

みなさんコタツはもう出しました?
もう12月だなんて、信じがたいですね。
時間はいったいどこに行くのでしょう?
「時間」をテーマにした曲はいっぱいありますが、Kate Rusbyのこれ、Old Man Time なんか好きです。


カリフォルニアもちょっと寒くなってきました。
京都の底冷えに比べると「涼しくなってきた」くらいかな。

アボガドトースト、かぼちゃスープ、ヨーグルトとフルーツ

ユタ州の山奥。寒い。

来年1月29日に、京都の拾得で「ひょっこりパーティ第40弾」を開催します。
今回は日本ツアーではなく、単発です。
日本帰国のメインの目的は、少しばかしレコーディングします。
どんな形になるのか(果たして形になるのか)は、お楽しみに。

さて
9〜10月ツアーの記憶はどんどん薄れていくばかりですが、
頑張って思い出して残り最後の報告をします。

Raleigh を後に残し

インスピレーションたっぷりのブルーグラスフェスの後は、
はたまたマリーランド州に向かう。
このツアー中は何度同じ町達を行き来したか... 。

OCT 2 New Deal Cafe (Greenbelt, MD)

ここでは、「私たちは前座」と思って余裕ぶっこいていたら、
本番ギリギリに、なんと、私たちがヘッドライナーらしい!
と慌ててセットリストを考え直しました。
なんとかなりましたが、ヒヤッとモーメント。

デュオバージョンの「ラブ・シャック」を弾き始めると、
全員が立ち上がって踊り始めました!
デュオでこれは初めてじゃないかなー。
バンドだったらもっと楽しい曲してあげれたのにな〜と
ちょっと申し訳なかったのですが、これまた楽しい夜でした。

New Deal Cafe にて


OCT 3 Gomen-Kudasai (New Paltz, NY)

そしてそして、沙羅ちゃんの第二の故郷、 「ご麺ください」へ!
これは2015年初頭バンドツアーの時にもお邪魔したうどん屋さん。
私たちのライブ盤 Live in New York もここで収録したものです。

急なお願いで、すでにライブが入っていたにも関わらず、
こころよくウエルカムしてくれました。
みなさん、ニューヨークに遊びにいく機会がありましたら、
ぜひNew Paltzまで足を伸ばして食べにいってみるべし。
美味しいですよ!

 嬉しそう〜

アンディーは、のりでご飯をつまむ方法を習得した。

OCT 5 Rockwood Music Hall (New York, NY)

ニューヨークでは、ついに憧れのロックウッドに出演することができました。
3月にバンドでニューヨークに来た時、皆で遊びに来ました。
それから数ヶ月後に出演!
次回はバンドで出たいな〜

ロックウッド

泊まったのはなんと、カーネギーホールの真ん前!
午前中に時間を見つけて、沙羅ちゃんと二人でミュージアムを見に行ってみました。
カーネギーホールの歴史についてのパネルがあったり、ライブ映像がながれてたり、
小さなミュージアムでしたが楽しめました。
今では世界のカーネギーですが、取り壊される一歩手前、という危機一髪の時代もあったそうです。


ゴージャス

昔はこんなだった

OCT 6 The Boulevard Tavern (Charleston, WV)

6日は休みだったのですが、またまた急遽ライブ!
ウェストバージニア州でのライブはこれが初。

チャールストンに向かう道中は素晴らしい夕焼けでした。

OCT 7 Basement East (Nashville, TN)

そして、ナッシュビル。
初のナッシュビルでのライブ。
ナッシュビルですよ!
Fresh Faces というイベントで、新人達が3〜4曲ずつ披露します。
他の出演者達も面白いバンドが多かったけど、さすがに運転疲れで早めに帰宅。

もう、この辺になると何が何だか、記憶もごちゃまぜになってきます。


疲れるよね。

うん。

OCT 10 Pickin' in Piney Music Festival (Piney Flats, TN)
OCT 11 Jezeball Music & Arts Festival (Johnson City, TN)

ツアーの最後は、二つのフェス。

一つは、始まったばかりホヤホヤの Pickin' in Piney Music Festival。
ムーンシャインを作っている醸造所でのイベント。
ライブの後は、常総場の案内をしてくれて、作っているムーンシャインのテイスティングもありました。
全部美味しい!

二つ目は、これも新しく立ち上がったばかりの Jezeball Music & Arts Festival。
これは、女性にフォーカスしたフェスで、「女性アーティスト」または「女性がフロントマンのバンド」を集めたもの。
次回もしバンドで出演できるなら、パイレーツの男性陣には「女性だけらしい... 女装してもらわないといけないみたい」と伝えよう。
うん。
ジェゼボールフェスにて。

怒涛の5週間。
楽しい5週間。
幸せ者です。

では 来月 お会いしましょう!