2023年9月5日火曜日

「ガッショウ」

8月の終わりに父の葬儀のため実家に帰った。何度か同行したことのある「きずきの森」を一人で散歩。ベースのじゅんです。
朝から汗だく。みはらし台から大阪のビルや生駒の山を眺めて一休みする。
この時期はツクツクボウシの大合唱。たまに鼻のつまったようなミーンミーンという別の声が混じるのがよい。どこにいるのだろうか。鳴くのは賑やかでも見られるのは嫌なのだな。トンボやチョウは静かでもよく目立つのに。


京都に戻って修学院あたりを一人でうろうろ。

モンシロチョウやアゲハのほか、神社では下草にシジミチョウ、日陰にジャノメチョウ。民家の横でミスジチョウ、川沿いを上がるとタテハチョウにクロアゲハ。自然に視界に入ってくる。


ついでに色々思い出したりもする。

信濃川の土手でモンキチョウを採ってもらったこと、西宮に住んだとき横のキャベツ畑がモンシロチョウだらけだったこと、だけではなく。


男の子は動くものにつられがち。足もとを飛ぶハンミョウたちに案内されてタマムシの亡骸を発見。

合掌。


では、1曲リクエストします。ひとりぼっちじゃないよと思うけど。

デューク・エリントンの美しい曲を、アラン・トゥーサンのピアノとマーク・リボーのギターで。星くずが降るようなイントロに早くもやられてしまう。

Allen Toussaint - Solitude

祖父の時代の曲と父と同年のピアニスト。動画に組まれた絵もみな素晴らしい。気に入ってくれたらよいなあ。



//当面のパイカス//

ライブの予定などは前回のブログをご覧ください。

http://onthecornerrecords.blogspot.com/2023/08/blog-post.html

2023年8月24日木曜日

「イン・ザ・スカイ」

京都。五山の送り火。「大」の火が灯ると夏が終わるのかと寂しくなりますが、猛暑はしばらく続きそう。
(photo by Tama)
自分の寝汗で溺れかける毎日。ベースのじゅんです。
ところで、最近、市内のライブハウスからまっすぐ帰れないことが続いているので用心しないといけない。

「夜想」終演。四条大宮からタイミングよく乗り込んだ循環系のバス。ふと気が付くと四条大宮に到着。尿意を催し降車。振り出しに戻る。

「ネガポジ」終演。西大路から地下鉄で東へ。ふと気が付くと西向きの終電に乗っている。なんとか目的の駅で降車。運よく帰宅難民にはならなかったけれど。


何がおきているか理解が遅れてキツネにつままれた気分。

ぐるぐる、反復、繰り返し。「循環型」とか「持続可能」とか社会貢献の臭いがする単語がよぎるのはうつけ者の見当違い。


送り火に送られるご先祖さまの中にも寝過ごして引き返す方がいらっしゃるだろうか。・・・あの世行きに折り返しはないかも。

なんてことを考えながら夜空を見上げる。前日の台風が嘘のよう。地上の喧騒とは裏腹にスピリットが静かに満ちている気がしてくる。


それにしても、一年の折り返し地点はとっくに過ぎているのだな。新聞の広告では、お正月のお節の予約がもう始まっている。時間のスピードには乗り切れないまま置いてけぼりにされそうだ。


急かされずにゆっくり想いを馳せられますように。呟きのような美しい曲をリクエストしたいです。

Hirth Martinez - You Are a Star



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


10/25(水)インキョカフェ(京都 一乗寺)

Matt The Electrician Japan Tour 2023

オースティン(テキサス )からマットが10/19-29のツアー日程で来日。うち25日の京都でパイカスがお伴します。6年ぶりですか。お見逃しなく。

(2017年9月 @ CAFEすずなり

その後は、11/16(木)にアーニャ(Anya Hinkle)と拾得で。12月はウリョンくん(PAHUMA)から大阪でお誘いがあったようです。最近は山田兎さんと絡んだりも。詳細は追って。


<終了>

7/29(土)@ ネガポジ(京都 西院)

祝!ネガポジ27周年! 第十六夜   BUG & RHINO × PiCas

(photo by ケヤキちゃん)
キャプテン・サラと大社長にパイカス。で、なんとキャッシー・ケヤキが見に来てくれて(出演は固辞したようですが)、あとエリザベスがいたら、もうちょっとで全員そろうところでした。


この真夏に暖炉の歌を熱唱するサラの季節感が面白かった。バンドのドレスコードは白のTシャツ、ほかになくて僕は別のライブハウスのを着用。お許しを。楽しい時間はあっという間で、皆さまありがとうございました。


大ちゃんや岩城くんは終演後もゴローさんと話し込んでいたよう。僕は早めにお店を出たはずですが・・


ここで、もう1曲リクエストします。パイカスも少しだけ引用したポピュラーな曲を、寝苦しい暑い夜に拍車をかけるバージョンで。

Ned Sublette - Ghost Riders in the Sky


これも可愛くて好き→  
https://www.youtube.com/watch?v=BhotM1QsHNE



=追記=

“つれ・づれ”は、イトチューくんが入った本来のトリオ編成で、8/8(火)ウーララ(西院)に続き、9/29(金)夜想(四条大宮)、10/13(金)ウーララ、があります。

ウーララでも夜想の白Tシャツを着てますね。なんとなく千寿せんべいの鼓月を想起するデザイン。

(photo by オクダチン)

“ぬかるみ天国”の8/20(日)雲州堂(大阪 北浜)に呼んでいただきました。ライブ録音もされていて盛況。コーラス隊が圧巻でした。大阪からは京阪でまっすぐ無事に帰還。9/16(土)440(東京 下北沢)にも同行予定。金子マリさんたちのイベントです。

(リハです。  photo by 山本さん)

2023年7月16日日曜日

「スリムなボディ」

セミの声が大きくなると気分が上がる。しかし体の目方は下がりがち。飲んでばかりじゃダメだな。巷で痩身がもてはやされても、しっかり栄養補給をして、夏やせには気をつけたいところ。
ベースのじゅんです。熱中症対策もぬかりなく。


さて、体力的な理由で(ウソ。老後の備えにはなるかも。)リハ用にコンパクトに持ち運べる楽器が欲しくて1本購入しました。ベースを買うのは4半世紀ぶりですが、いまどきの気軽なネットショッピング。

ひと昔前ならスタインバーガーのヘッドレスだろうけど、安くてもっと細身のを見つけて即決。


ただ、注文1ヶ月後の納期を過ぎても配送状況が確認できず(紛失したそう)、カスタマーサービスを通じて出品者に再送してもらったりと、面倒はありました。


で、やはり「安かろう◯かろう」の問題もありで、ナット高すぎ(1フレット押さえるの苦痛)、ナットの角が当たって痛い、1フレのネック裏のストラップピンが邪魔、ローポジションびびる(フレット高のバラつき)・・・など、仕事が不十分。


まあ、楽器自体の問題は、ご近所の岩城弦楽器工房に持ち込んだら解決してくれるので安心。とても頼りになる。おかげで上々の買い物となりました。

ライブでの使用は想定していなかったけれど試してみたら悪くなく、また出番があるかも。

photo by ゆかこさん

写真は、今月8日西院ウーララの"つれ・づれ モーラムセット"。ひがしのピン(タイの弦楽器)やユキさんのアコーディオン(重そう)とはルックスの相性もよし。・・・横山ホットブラザーズの感じが少しするかな。


ところで、スリムなサイズだけでなく、ジャンボサイズの衝動買いもあったのです。

この夏はアースの蚊取線香だと思っていたら「ウチでは要らん」と奥様に言われ、もらってくれる人を探しているのですが・・・


缶と渦巻きに情がうつる。缶ボディでスクロールヘッドのベースを作ってくれへんやろか。

それでは、本日のリクエスト。

スリム系は別の機会に。ボディ・ラインというカリプソソング(キング・レイディオ)をお願いしたけど見つからないようなので、カッコよくジャンボを。

Punch Brothers - Jumbo



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


7/29(土)@ ネガポジ(京都 西院)

祝!ネガポジ27周年! 第十六夜   BUG & RHINO × PiCas


OPEN 17:00 / START 18:00

adv.2500 yen

door.2800 yen


サラと大ちゃんといっしょです。




パイカスのその後の予定は未定。いくつかオファーがありますが詳細はそのうちに。



<追記>

7月2日は久々の大阪なんば、music bar S.O.Ra の"ぬかるみ天国"にベース単品で呼んでいただきました。たっぷり2ステージの演奏。


(photo by かのまたさん)

アサキチさん、すっかりスリムになりましたが、病気から復活後は新しい曲もどんどん増やして調子よさそうで、よかったです。

ガンホくん、眼帯、めばちこ。盗難にあったガンホくんのギター(テレキャスター・ドブロ)と僕の痩身ベースが同じメーカーなことが判明。失くさないよう気をつけます。


「ブログ読んでるよ」と一杯おごってくれた方がいて嬉しかったな。ありがとうございました。



6月27日は、京都ウーララの23周年イベントに"つれ・づれ"で参戦。数年ぶりにドラムのイトチュウくん(CHAINSほか)が入って元々の3ピースバンドの形でした。

(photo by ooh-la-la ゆかこさん)

"つれ・づれ"は、ドラムレスでもスタイルを変えながらやっていますが(最近のモーラムセットもその一つ)、8月8日にもウーララでまたイトチュウくんと一緒に演奏します。(モーラムセットは7月23日に夜想。痩身ベースかな。)


そういえば、7月23日は、CHAINSのイベント(拾得)にラリーパパ&ファウンデーション(パイカスの岩城くんとヨッシーが参加)が出場するそうで、チョウくんの息子さんがベースを弾くとか。この日の拾得も面白そう。

https://twitter.com/kazuhikoiwaki/status/1679442294032994306

2023年6月17日土曜日

「アメ」

雨の日に家の中でゴロゴロするのは好きだ。雨量が増すと心配だけど。ベースのじゅんです。

2日(金)の大雨は京都では大きな被害がなく、翌朝はよい天気だったので、呑気に構えて京都駅に行くと、新幹線の改札口周辺に人が溢れかえっていた。


しばらく頭のピントが合わず、掲示の案内を見て初めて新幹線の運転の見合わせと遅れを知る。さもありなん。東海など各地で水が氾濫して大変なことになっていたもの。


その時点で、ホタルイカの干ものを家に忘れてきたこと(指定席なのでゆっくりビールを飲もう、そのお供にしようと・・)がその日の大問題だった自分を情けなく思う。危機感が薄すぎ。


しかし、新大阪から西は折り返し運転で動いていたので、ヨッシーと合流後、在来線で新大阪まで、あとは「こだま」(自由席)で快適に行けました。岡山駅で切符の払戻しをしてもらい、ビールと塩豆を入手してほっとする。目的地の福山(大門)まであと少し。


では、ニーナ・シモンの名盤からランディ・ニューマンの名曲をリクエスト。雨が降る前の場面ですが。

それにしても、オーバーフローするのは人の優しさくらいにしていただきたい。

Nina Simone - I Think It's Going to Rain Today 



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


7/29(土)ネガポジ(京都 西院)

祝!ネガポジ27周年! 第十六夜   BUG & RHINO × PiCas


OPEN 17:00 / START 18:00

adv.2500 yen

door.2800 yen


サラと大ちゃんといっしょです。




<終了>

6/4(日)光円寺(福山)

光円寺まつり BUG & RHINO × PiCas 


お寺を会場にした文化祭。パイカスも設営や片付けを手伝いましたが、大ちゃん(副住職)とサラ(准坊守)は大変な働きぶり。進行、転換、伴奏、音響、踊り・・。父上(住職)と母上(坊守)も。走り回るやんちゃ坊主どもを交代で見ながら。


晴れ。開門と同時にバザー目当ての大行列が入場。本堂では、お寺の合奏部「夢の中へ」からスタート。奥様を探しに行ったアフリカ系のジャンベの方がしばし行方不明に。探しものはあなたです。ダンス部はアフロヘアーでラインダンス。サラと母上も。部員や観客の、目上のお姉さま方が実に楽しそう。


続いて、バンドやミュージシャンたち。詩吟もありました。

アカペラのベースパートが好き。バスの運転手さんだそう。パイカスもしょうへいくん(豊田渉平)に少し寄生。ギターうまいなあ。父上の参加バンドが「雨はいつか」(センチメンタル・シティ・ロマンス)を。督夫さんの歌声がよみがえる。雨はいつかあがるもの。逆もまた然り。やはり大雨には注意。


カレーもコーヒーもいただきました。念願のタコ焼き&ビール(非売)を実行。

BUG & RHINO with PiCas 。駆け回る子どもたち。ザリガニを持った坊がマイクを奪う。「星か蛍か」(干したホタルイカではない)の静寂な曲が。サラ主将はタコ踊り。それにしても阿弥陀さまは寛大です。

最後は全員で銭湯音頭。踊りを思い出してから行けばよかった。

(イワキングの手つきが妙にかわいい・・)

<おまけ>

もう1曲、やっと思い出せたので、おまけしてください。

Paramount Singers - It's Gonna Rain


<おまけ2>

最近の”つれ・づれ”は、ひがしが以前にタイから持って帰ってきた弦楽器(ピン)を使った、音頭風なラップ風な演奏をする形「モーラム・セット」も始めていて、なかなか面白いです。5月の下旬に2本やりました。2本目は関西弁になっていた。


夜想ではナカジンと、ウーララではZIN&AKIRAと、とても久しぶりに一緒になったのが嬉しく、ZINさんが焼酎をおごってくれて二十歳の頃に巻き戻る。

https://twitter.com/OOHLALA67168726/status/1662122686300946434

2023年5月12日金曜日

「サンポススンデ ヤネノウエ」

やはり散歩は好きだ。ベースのじゅんです。

天気のいい日、途中で寝っ転がっていられる場所があるとモチベーションが上がる。賀茂川の河川敷が定番なのだけれど、先月下旬に少し遠出をして修学院の音羽川を雲母坂(きららざか)方面に行ってみた。

このあたりが砂防学習ゾーンとして紹介されているのを恥ずかしながら知らなかった。沈砂池手前の堰堤の上に寝そべって空を見ながら一休み。一人にちょうどよいスペースで、5月に演奏する曲のことを考えたりする。なかなかよいところ。


向こう岸の藤がきれいでした。次はもっと奥まで行こう。ボードウォークがあるらしい。もっと大きな堰堤もあるらしい。楽しみにしておく。

では、1曲リクエスト。
”渚のボードウォーク”をとも思ったけれど、青天井なので、同じドリフターズ絡み、屋根の上じゃなくても”アップ・オン・ザ・ルーフ”を。

街の喧騒から逃れる二人・・。一人でもラルフィの甘々な声でお願いしたいです。


Ralfi Pagan - Up On The Roof

さて、下界に降りて奥様に言いつかった買い物をしなくちゃ。

その前に白川通りのリカマンでお財布と相談しつつ1本購入。GWまで持たせるつもりが、あえなく魔界へ吸い込まれてしまった。

帰り道、自転車に乗ったインキョさん(一乗寺インキョカフェ)とすれ違った気がする。声をおかけすればよかった。



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


(photo by ルンバ姉)


6/4(日)光円寺(福山)

光円寺まつり BUG & RHINO × PiCas


7/29(土)ネガポジ(京都 西院)

BUG & RHINO × PiCas

詳細未定


2月の拾得に続き、6、7月もサラと大ちゃんといっしょにやります。



<終了>

5/3(水・祝)音凪(大阪)

音凪GWスペシャル企画   蠣崎未来 × PiCas

(photo by はいごさん)
音凪にパイカスを誘ってもらったのも、未来ちゃんといっしょにやるのも、1年半ぶり。寄生曲が増えて2ステージ分たっぷり演奏しました。満員御礼。ありがとうございました。


僕の定位置は冷蔵庫の横、左にヨッシー。とても馴染む。冷蔵庫が新調されて背が高くなっていたのでグラスの置き場に迷いましたが、やはりドリンクも進む。進み過ぎ。楽しかったのだ。


音凪・古市さんのライブブッキングは、見てみたい出演者ばかりで、他の日のことが気になっちゃう。


5/4(木・祝) @ 服部緑地野外音楽堂(豊中)

春一番2023 蠣崎未来 with PiCas

(photo by カオルさん)

やや二日酔いながらも早めに到着。開場待ちの列の横でアンディさんや誠一郎さんが生音で演奏中で、演奏しながらお客さんといっしょに入場してステージへ。ハルイチ2日目のトップは、阪井誠一郎とDixie Gang。


僕もおそるおそるバックステージへ。なんせ人に話しかけるのは不得意で、最初に遭遇したエミちゃん(gnkosaiBAND)が「オー!」と大袈裟に挨拶してくれて、ウリョンくん(金佑龍)も人懐こくて、大変助かる。楽屋でワインとビールをいただいて少しウォーミングアップ。


色々な演奏を見る。ウリョンくんやgnkosaiBANDのリズムの感じは モダンでカッコよし。鍵盤ベースよかったなあ。

渋谷毅オーケストラのリッチなホーンと映画音楽のようなピアノ、大塚まさじさんも呼び込んで”プカプカ”をやったROBOW、有山じゅんじさんと三宅伸治さんの競演などなど、見どころ満載。


古酒や焼酎もいただく。会場をうろついていると、せえぽん、安東さん、ヨンちゃん、テソンくん、ピカちゃん、ルンバねえさん、・・・声をかけてくださった。顔見知りに会えると嬉しい。挨拶しそびれた人も多くてすみません。もう少し話せるようにならないと。


今年のハルイチに来れたのは未来ちゃんのおかげ。で、ハルイチがあるのはたくさんの人がつないでいるから。スタッフの方々の働きが素敵だった。感謝です。4年ぶりの開催か。ステージの下手に風太さん嵐さんが並んでおられるのを見てグッとくる。


(photo by カオルさん)
野音の屋根はでかいな。上がれへんかな・・

2023年4月22日土曜日

「アルヒのツイトー/ハルのツブヤキ」

初夏が近づいてきましたが春の日のことを。ベースのじゅんです。
今年は桜が咲くのが早くて散るのも早い。4月1日には近所でも花びらが飛び回っていた。
よい陽気。学校の裏門は吹きだまり。
木陰で寝ころんで見上げる空が青くて。あの辺りにも誰かの歌が溶けているのかも。

3月の下旬に姫路のひろしさんが亡くなったとパイレーツのTLにもムジカのセエポンやドクロズの方々をはじめ多くのツイートが流れていた。ひめ太郎。寂しかろう。

僕がソロアルバムを持っていないというと、ひがし(つれ・づれ)が2日の稽古のときに何枚かチョイスして貸してくれた。

絵の好きな少年がてんてんてんと初めてヒットを打つ”ある日”という曲が好きだ。帰ったら野球の絵を描くのだ。
通勤電車で密かにヘッドホンで聞いていると笑いを噛み殺すのが大変。マスクをしていても。打ったー、ヒットや、わはははは。

14日、終演後のウーララで「Hit Tune」を大きなスピーカーで鳴らしてくれて気持ちよかったNar。天使とアニタにうっとり。誰や焼酎飲ませたの。ぐにゃぐにゃになるやんか。
そういえば、開演前にユキさんが飲ませてくれたウナギイヌの焼酎がとても美味でしたわん。
ひろしさんの「よいこディズ」も聞いてみたい。この日の対バンだったブロンドニューハーフのタイコの方が叩いておられるようだし。
では、本日のリクエスト。本文と脈絡はないですが、春も終わるのでハル嬢を。
Sierra Hull - Weighted Mind
ベースかっちょええです。ネクタイして手ぶらで突っ立っているジャスティン氏の存在感がちょっと笑けます。


///当面のパイカス///
パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

5/3(水・祝)音凪(大阪)
音凪GWスペシャル企画   蠣崎未来 × PiCas

開場 18:00     開演 19:00
チャージ  2800円+1ドリンク(別途要)

未来ちゃんとたっぷりやります。京都でいっしょに稽古して気合い十分。残席僅かだそう。音凪のごはんも楽しみ。

5/4(木・祝) @ 服部緑地野外音楽堂(豊中)
春一番2023 蠣崎未来 with PiCas
パイカスの前回ハルイチ出場は、2018年に歌屋BOOTEEに寄生したとき。gnkosaiBAND(今回も同じ日だ)に見入る僕らの後ろ姿が写真に残っていますが、横にいる半分だけ写っている人は未来ちゃんではなかろうか。当時は話したこともなかったけれど。

6/4(日)光円寺(福山)
BUG & RHINO × Picas
詳細未定
 
7/29(土)ネガポジ(京都 西院)
BUG & RHINO × Picas
詳細未定

2月の拾得に続き、6、7月もサラと大ちゃんといっしょにやります。

2023年3月23日木曜日

「ヨミガエル」

 花が咲く。芽が伸びる。虫たちも湧いてくる。春は再生の季節。

ベースのじゅんです。久しぶりに新幹線に乗ったのですが、京都駅も品川駅もヒトがウヨウヨ。人混みは嫌い。移動は好きです。

車内の酒類販売が再開していたのを知らなかった。
前回の乗車時は、酒類提供の制限に気づかず、ビールありますかと訊いて空気の読めないアカン奴でしたが、この度は堂々と。ハイボールもありますか。飲むほどに遠くに行けるのだ。


では、3月のライブレポを。遡りで。23(木)@ ウーララ(京都 西院)の ”つれ・づれ” は、これからです。



3/18(土)@ 440(東京 下北沢)


金子マリ presents 5th Element Will が下北沢フォー・フォーティーでやっているマンスリーライブ。オープニングで演奏する”ぬかるみ天国”に誘っていただきました。(パイカスではなくベース単品で参加)

(photo by 北さん)
アサキチさん(ぬかるみ天国)の復活に付き合えてよかった。食道癌をみごとに克服。痩せたので以前の服は全部処分したのだそう。数曲の新曲が披露され、次の人生いきまっせ!、というふうな歌もよし。東京で合流したミオちゃん(僕は初対面)のドラムは独特の安定感でした。


マリさんたちの演奏はもう流石で、いちばん前でかぶりつきで見てしまった。これをタダで見れるのも役得。酔った勢いでベースの大西真さんと一緒の写真まで撮ってもらう。ヒーローに憧れる少年の心がよみがえる。

(マリさんと)
(真さんと)

そういえばガンホくん(ラリパパ)が写っていませんね。新幹線では往復とも席が隣だったのですが。で、あのギター(↓のテレキャドブロ)が盗難に遭ったという話を聞く。盗った人は開けてびっくりするのとちゃいますかね。あんな個性の強い楽器。すぐに足が付きそう。見つかれ~。




3/10(金)ネガポジ(京都 西院)

Anya&Sue - Return From Deep Snow 2023 -


アーニャ(Anya Hinkle)とスーマーさんのツアー(3/10-22)、初日のネガポジ(京都)2ステージ目にパイカスでべったり寄生。


前日は、アーニャのいるミホコさん宅に皆で集まり、仏壇のある部屋で曲の確認。ご先祖さまに「人生行きあたりばったり」を聞いていただいた後、夕飯をご馳走になりました。なむなむ。

当日の本番前は立ち飲み屋へ。アーニャは初体験だそう。これチキンスキン(鶏皮)やで、マイ・フェイバリット(好物)やで、とカタコトでやり取りしながら飲む。

photo by アーニャ

この日は松井智恵美さんのデジタルライブペインティングがあり、演奏中は背後で何が起きているのか分からなかったけれど、うちのボンが何曲分かムービーを撮ってくれたので、後から見せてもらいました。粗いですが少しだけ上げておきましょう。曲のイメージが広がったり強まったりしてとてもカラフル。

2人の曲がグッとくる。このご時世に「・・心よ、またよみがえれ。」(漕ぐだけさ)という内田ボブさん(今回のツアー先にもなっている大鹿村在住の方)の曲が染みる。


酒が進む楽しい夜でした。

(photo by 橋本さん)
ボンをほったらかして帰宅してしまい、奥様から大目玉を頂戴しました。反省。



3/1(水)CAFEすずなり(京都 麩屋町五条上る)

HILLBILLY BOOGIE FROM CALIFORNIA !


カリフォルニアのヒルビリーバンド”The Bear Flag Trio”の日本ツアー、旧友のワンダーから初日のオープニングアクトを仰せつかり、ワンダー&パイカスで参加。(先月のブログで僕がワンダーのバンドで拾得の周年記念で演奏したのは25周年のときかと書きましたが、20周年だそうです。訂正。)

(photo by ちえみさん)

The Bear Flag Trio にウッドベースを貸してほしいというので、うちの三十年寝太郎(Chaki)のほこりを払い、岩城くん(岩城弦楽器工房)に駒の調整とサビサビの弦の張り替えをしてもらいました。復活。さらの弦(これも30年ものですが)がうちにあったので助かる。


The Bear Flag Trio 、オールドアメリカンなとてもよい感じでした。

(photo by まりちゃん)

クリスは七面鳥を焼く鍋からドブロギターを製作する人で、売り物を1本持参(後日、無事に売れたよう)。http://turkeytone.com/blog/

カトリーンのアコギは4弦ですね。親近感。


外で踊る2人の写真はジョニーが撮ったのかな。とても素敵なショット。僕らの演奏中にその様子が丸見えでハッピーな気分になりました。

終了後、お店を手伝いにきていた人から、僕のバンドでコーラスをしたことがあると告げられドギマギ。そんなバンドあったっけ。時期(学生のとき)を聞いた瞬間、その人のフルネームが自分の口から発せられて驚く。記憶の再生スイッチ。不思議。



///当面のパイカス///

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、方々に寄生しながら、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。


5/3(水・祝)音凪(大阪)

音凪GWスペシャル企画   蠣崎未来 × PiCas

開場 18:00     開演 19:00

チャージ  2800円+1ドリンク(別途要)


未来ちゃんは翌日5/4(木・祝)は春一番2023 に出演予定。パイカスの寄生あるかも?


6/4(日)光円寺(福山)

BUG & RHINO × Picas

詳細未定

 

7/29(土)ネガポジ(京都 西院)

BUG & RHINO × Picas

詳細未定


2月の拾得に続き、6、7月もサラと大ちゃんといっしょにやります。