2019年12月11日水曜日

「キセー・ニッキ Ⅱ」

パイレーツ・カヌーの「Soup's Up!」ツアー、おかげさまで無事に(?)終了しました。
あちらこちらに感謝しなければなりません。ありがとうございました!

ベースのじゅんです。では、後半のレポートを。(写真は勝手に拝借します。ご容赦ください。)

【11月27日(水)】
・キャッシー・ケヤキから、下のお嬢ちゃんが発熱、拾得に出場できないかもしれないと連絡あり。キャプテン・サラがこれに備えたセットリストも用意。
(11/24 これは上のお嬢ちゃん by Ayaちゃん)
・12/1の一乗寺は、サラの体調もあるので、最悪4人(ベスとパイカス)の演奏も考えてなんとかしないと。

【11月28日(木)】
・明日のドレスコードは"たべもの"だった。前から分かってはいたのだが、あわてて服を探しにいく。カステラのTシャツを発見。
・アーニャから、拾得でパイカスと演奏するのはこの4曲、と連絡がある。全く見知らぬ曲名があったので、YouTubeでアーニャの動画を探して、これもあわててチェック。

【11月29日(金)ひょっこりパーティー第44弾@拾得(京都)】パイレーツ・カヌー、アーニャ&スーマー
・お昼過ぎ、ケヤキ嬢から、Yちゃんの熱が引いたので本番には間に合うように行くと連絡あり。よかった。
・ジョリー・ロジャー(海賊旗)を掲げて張り切って行くのだ!・・とはいえ、家族に負担かけるのはつらいところ。
・拾得に到着したら、ベスから義理のお兄さんのディーンを紹介される。静かな人で、邪魔せずに密着して写真を撮影できるそうだ。
・ウチの奥様から拾得のふーさんにホット用のワインを預かってきたので、渡すのを忘れないようにしないと。
・買い出しに行って楽屋に落ち着く。ドーナツをSちゃん(アーニャのお嬢さん)が、チーズをRちゃん(ベスのベイビー)がよく食べてくれた。スーマーさんと僕には黒霧島。コーラスを確認。
・ひょこパならではの演出。アーニャ、ベス、サラの3人によるアカペラの「赤とんぼ」でオープン!
(by 橋本さん)
・アーニャ&スーは、「夜風のブルース」(高田渡)、「ディープ・スノウ・イン・トーキョー」(二人の合作)の演奏が美しくて目を見張る。この後にパイカスがお邪魔してよいのだろうか。(アーニャの旦那さんのゲンさんが撮影・編集してSNSに上げてくれた「夜風・・」の動画がとても素敵だ。拾得の空気感もよく伝わってくる。)
(by ケヤキちゃん)
・ドレスコードは"たべもの"。お客さんの中には、ギョーザのTシャツやトロのTシャツの方もいて驚く。
(by りーさん)
・楽しい時間はあっという間。パイレーツの演奏とサラのおしゃべりは音止め時間になったけど、アンコールをいただいたので、生ギターとコーラス(公園と楽屋で練習したやつ)でベスの新曲「フォロー・ザ・シーズンズ」を披露する。
・終演後はくつろいで飲む。寝てしまったのか。岩城くんとタクシーに乗ったのは覚えている。また借りを作ってしまった。帰宅前後の記憶は消失。

【11月30日(土)cafe すずなり(京都)】ザ・ディーディーズ、アーニャ&スーマー
・入りが午後5時なので家でゆっくりできる。朝昼のごはんを用意する。罪滅ぼしになるとよいが。
・のんびり構えていたせいでサウンドチェックが慌ただしい。岩城くんはお休みで、ヨッシーと二人で両チームに参加。
・生音に少し足すくらいのすずなりの音量は好きだ。音の消えるところが見えそうな感じ。内装工事は、安井くんが音の響きを計測しながら施工したのだそうだ(本人談)。
・西院のウーララでお世話になったケンジさんが来場。久しぶり。近況を聞くと、貧乏のまま年取るのもしんどいなと思ったら死ぬのが怖くなくなったと。
・ディーディーズの1曲目はトラディショナルな「シェナンドー」。不意に泣けてきた。いかんいかん。
・今回のパイレーツ・ツアーでやってみたいなと個人的に狙っていた「セイリング・アラウンド・ナッソー」(ハント父娘の新作)も二人で演奏。お父さん作の「ドックマン」もいいし、もしも一乗寺のパイレーツの編成が4人になったらディーディーズの曲にも登板してもらわないと。
(by 鈴さん ディーンも写ってる)
(by 橋本さん)
・アーニャ&スーの「人生いきあたりばったり」の演奏中、ケンジさんが大笑いしているのが見えて笑っちゃう。途中のベースのフィルインで音を1個抜いたせいで演奏事故が発生。声でカウントしなおして再開。失礼しました。
・終演後に話してたら、橋本さんが僕の学生寮時代の先輩(T兄)と同級生(留年組)であることが判明。T兄が長期の旅行で不在中に、預かると称してストーンズ関係のレコード群とレコード・プレイヤーを我がものにしていたのだが、その旅の相方だったとは。
・人は人を介してつながっていく。アーニャとベス&サラとの仲立ちに、11/22に亡くなったサブさん(ムーンシャイナーの編集長など)がいてくれたそうだ。
・そういえば、"すずなり"には少なからぬ縁がある。マリちゃんの前のお店(高円寺 のら犬カフェ)でパイレーツ女性陣とスーマーさんがつながったり、十数年前にワンダーが僕をパイカスにつなげてくれたり。
・アメリカに移住したら滅多に会えなくなるので、ベスの母上とギュっとハグして別れる。

【12月1日(日)一乗寺 the Day of Pleasure】パイレーツ・カヌー、アーニャ&スーマーwithパイカス
・一乗寺フェスは今年で5年目だそうだ。出場がかなって嬉しい。朝から天気よし。パイレーツはインキョカフェに正午に集合。
・若いスタッフの方々。銀行の駐車場に出演者控室用のテント。よい街のよいイベントだ。うまそうなにおいがする。まずは黒ビールをいただく。
・PAは、ハナマウイ(西院のスタジオ)の宮さん。確か、ティム・イーストンやターンテーブル・フィルムスとパイレーツが共演したとき(10年前の2009年12月)に見てくれていたはず。なんだか心強い。
・パイレーツは満員御礼。体調不良によるキャプテン・サラの不在をベスが説明。キャッシーがいてくれて助かる。まさかのギターブルーで原因不明のベース事故。キャプテンには内密に。
・パイレーツの後もパイカスは居残りで、3日連続の寄生先となるアーニャ&スーを待つ。
・テントでリクオさんに会う。25年ぶりくらいだろうか。覚えてないかな。とりあえず当時の素性を明かしておく。
・ナベくん(騒音寺)にも会う。今はパイレーツ・カヌーで弾いているのだと近況を報告。
・アーニャ&スーの出番はフェスの最後の方。直前までイモのお湯割りで体を温める。カウンターの端でスーマーさんとの立ち飲み話で演奏前になごむ。
・アーニャ&スーマーは、次の日に名古屋に移動。京都の3日間いっしょで楽しかったねとハグしてお別れ。
(インキョさんと)

【12月2日(月)】
・サラから、お医者さんに自宅安静を命じられ名古屋のライブ出場を断念すると連絡がある。もちろん安静が最優先事項。本人は歯がゆい気持ちもあるだろうけど。拾得も無理していたのかも。

【12月5日(木)】
・鴨川で、この冬初のユリカモメを発見。サラがいないと「ユリカモメ」(Gull Flying North)の演奏は難しい(いても拾得では時間切れになったけど)。「盲目」(Blind Is Love)も。サラの曲が混ざると面白いんだけどな。

【12月7日(土)】
・マツケンさんがクラブ・ウォーターを2月2日でクローズすると書いていた。楽しかった思い出あり。ファンダンゴも移転したし、十三が寂しくなる。
  https://www.youtube.com/watch?reload=9&v=ZnyleFolKdg

【12月8日(日)ハニーバニー(名古屋)】パイレーツ・カヌー、中井大介&パイカス、O.A.蠣崎未来
・ツアーファイナルに向けて、パイカスは軽自動車に颯爽と乗り込み、7時半に京都を出発。名古屋も昼間なので10時入り。オープニングアクトをしてくれる蠣崎未来さんに初寄生するのも楽しみの一つ。
・パイカス、未来ちゃん、キャッシー、ベスの順に到着。大社長は重役出勤。
(中井大介 リハ)
・未来ちゃんには、予定より1曲増の3曲で寄生することに。素晴らしい歌い手。酒飲み。で、昼間は似合わないから地下のハニバニでよかったと。
(by ナオミさん)
・Fくんがきれいな女性と二人で見にきてくれた。演奏前にちょっと挨拶はしたけど、もう少し話したかったなあ。せっかくベース側の真前に座ってくれたのに、逆サイドのカウンター方面や歌ってる人ばかり見て演奏してしまった。

(by 大ちゃん)
・大ちゃんも、パイレーツも、満員のお客さんに迎えてもらえて本当にありがたい。待っていてくれる人がいるから、今の状況でも、それなりに続けて、ちょびっとでも前に進みたいと思えるのだろうな。
・はい。ツアー終了! 家庭をやり繰りして皆勤賞ケヤキちゃん。絵本付きCDを発案・実現させたサラとベス。体調管理が大変だったサラとサポート役の大ちゃん。お疲れさま。もちろんパイカスも。
・終演直後に鳴っていたガイ・クラークを、ベスがわざわざ「かっこいい」と言いにきてくれたのが、なんだか嬉しい。次に会えるのは何年後だろう。来年だといいなあ。
・皆で鍋を囲んで打ち上げとはならず。残されパイカス。帰りの運転があるので、ゆうくん、直美さん、アヤちゃん、未来ちゃんらがこれみよがしに飲酒する中、ノンアルコールで乾杯。京都に着くまで我慢する。

では、最後に本日の1曲目。やはりテーマは"たべもの"で。
Guy Clark - Texas Cooking