2019年1月14日月曜日

「コソバユイ」

何かと"平成最後"というフレーズが濱発するこの頃。昭和が終わって平成元年(1989年)に消費税が3%でスタートしたこと、「一円玉の旅がらす」なんて歌も思い出した。
今年は税率が10%に上がるのだなとボヤきながら、よい年になるよう願います。

ベースのじゅんです。この年末年始はほとんど家にいてごはんの支度ばかりしていた気がしますが、長距離の散歩に奥様が付き合ってくれたとか、ポリープ切除前後の禁酒が解けたとか、ちょっとした幸せを味わいました。

正月用に上賀茂のMさんから購入した堀川ゴボウが太く立派で、嬢の好物のたたきごぼうを大量に作る。赤カブと小カブを紅白の漬け物にする。黒豆を炊く。などなど。

元日に食べ物をたくさん並べて皆で囲むのはもちろん喜ばしいことですが、前々夜あたり、奥様の就寝後に煮豚やらナマスやら作りたてを少量ずつ取ってきて、嬢や坊とだべりながら、こじんまりと宴を開くのが楽しかった。

このような楽しみは、密やかさが一つのキー。それと、大きくなった子どもらと一緒にいるときのこそばゆい感じ。これは普段コミュニケーションが取れていないからですかね。で、ダラダラ飲み続けていると「いい加減にしいや」と睨まれる。

こそばいと笑いたくなるのは何故だろう。もぞもぞと笑いたくなる衝動をそう言うのだと思いますが。

例えば、髪の毛をカットしてもらうとき、洗髪で「かゆいところはないですか?」と必ず聞かれて、その度に大丈夫ですと答えているけれども、かゆいところがあったとして、果たして美容師さんの手をその箇所にうまく誘導できるのだろうか、などと自問していると可笑しくなってきた。・・・全く年初からどうでもよい話ですみません。

きっと、こそばゆさにも色んなバリエーションがあって、こそば楽しい、こそば嬉しい、こそばかっこよい、こそばエロい・・といった言葉が実在するか知りませんが、音楽を聞いていてこそばくなることがあります。幸福感の兆しのような感じかな。

最近よく聞いたアルゼンチンのロリ・モリーナ嬢。こちょばい度数が高いですね。
エレキも良いですが、アコギの弾き語りの印象が強くて、カバーも古いエクアドルの「イパカライの思い出」から80sポップな「カーマは気まぐれ」(これも彼女からすると生まれる前だな)まで幅広い。
では「イパカライ・・」をリクエスト。美しい。確かカエターノ・ヴェローゾも歌っていました。
Loli Molina - Recuerdos de Ypacaraí

次はバハマの御大ジョセフ・スペンス。同じ生ギターと声でも全く趣が違う。1910年生まれということは日本は明治の終盤。オリジナルソングはやらなかったそうですが唯一無二な存在感です。
グレイトフル・デッドもレパートリーにしていたスピリチュアルな有名曲をリクエスト。強烈に心をくすぐられて自然とにっこり、ストレスで凝り固まった心がほぐれます。
Joseph Spence- I Bid You Goodnight

おまけ。これはかわいい。友達になりたい。 
https://www.youtube.com/watch?time_continue=14&v=T1oKjf8dDiE

それでは、年初の投稿はこのあたりで失礼。本年もよろしくお願いいたします。

//次のパイカス//

パイカス(PiCas)は、パイレーツ・カヌーの後ろの男3人で、ベス、サラ、キャッシーの育休復帰を待ちつつ活動中。

パイカスでのライブは事情により春までお休みですが、今年も素晴らしいミュージシャンに寄生させていただく予定です。まずは4月。

4/28(日)
 W.C.カラス with PiCas @ CHAKRA(大阪) 
(詳細は追って)