モヤモヤを晴らせたらよいな、美しいものをみて泣けたらよいな、などと思うこともある。
・・笑い飛ばす方が断然いいですかね。
それではポンッと正月に気分を戻して、年明けの「初泣き」をテーマに。
新年の2日だったか、晩御飯の買い物の帰り。川が流れていく南西の夕暮れ空に、細い月と、その先っちょに金星が並んで光っていて、その美しさが中々に衝撃的。しかし、泣くには至らず。
感動は誰かと共有したいもの。ボンの反応がいまいちなのは、早くブリシャブが食いたいのだな。
3日の朝、奥様に録画した映画を見せてもらう。マーティン・スコセッシ監督で「ヒューゴの不思議な発明」。
あらすじ。(飛ばしていただいてもよいです)
火事で亡くなった時計屋の父が博物館の屋根裏で見つけて修理しようとしていた機械仕掛けの人形。孤児を捕まえようとする公安官をかわしつつ駅の時計塔で暮らしながら修理を進めるヒューゴと、かつて多くの映画を作り賞賛を得ながら第1次大戦の後は世間から忘れ去られ自らも過去を封印するジョルジュ(・メリエス)の話。
玩具屋の店主が部品を盗んだヒューゴを捕まえ、父のノートに顔色を変えて取り上げてしまう。取り返そうとするヒューゴは、仲良くなった養女のイザベルが持っていたキーで動き出した人形の描き上げた絵から、人形や父の好きだった映画を作り出した人物が店主のジョルジュであることを知る・・・
人形の動きや映画の中の映画の描写が美しい。少年の夢と老人の人生が重なりあってきて。これでホロリと泣けた。
と思ったら奥様はケロリで、まんまと術中にはまったようで悔しい。
モノの作りに興味を惹かれるのは男の子らしい性質だと思う。分解。修理。パイレーツでは、キングや社長の得意分野。僕はモノの手入れを怠りすぎ。
で、せめてベースの弦を(1台分だけ)張り替えることにする。
何年ぶりだろう。映画の効果か、新年だからか。ベースマガジンをちらっと立ち読みしたら、千ヶ崎さんがフラット弦の弾き比べをしている記事があった。利酒のようだな。これも影響したか。弦の種類を試す余裕はないですが。
ペグ付近の1弦の傷の縊れが、ここで切れたらいやだなと長らく気にはなっていたので。弦を外して、目立つ汚れを拭いてみる。フレットの潰れ、指板の凹み。あまり気にならないけど、気にした方がよいだろうか。
替えの弦には、使いさしで割と状態のよいものを発見して得したと喜び、新年早々に貧乏性が露呈する・・・いかん。
パイレーツ・カヌーの新年会の話にしよう。
8日(日)はエリザベスのソロライブ(w/西村哲也さん)がありました。
by 鈴鳴男さん |
会の半ばで、ベスから重大発表があり、サラ主将が瞬間的に感極まり号泣。それをすかさず写真に収めて大笑いするケヤキ嬢はさすがである。女子トリオそれぞれに記念すべき年になりそう。
全員の変顔でお祝いの記念撮影。ケヤキ嬢の岩石のような顔にその場の全員が平伏。魚を頭に被ったブライアン。愉快じゃ。人類は面類。酉年は酒年。
(2010年秋にサラのソロアルバムのお披露目と併せた小ツアーで西村さんも一緒に撮った皆の変顔も思い出す。)
この日に見た大泣きを「初泣き」としておく。感情が豊かでよろしい。パイレーツ・カヌーの「最小2人」ベス&サラならではの思いもあるか。
昨年末のツアーレポートで、信州大鹿村のサラ欠場で「皆勤賞が誰もいなくなりました」と書きましたが、ここで少し補足。
当然、パイレーツ・カヌーと名乗るライブには最小単位が揃うもの。しかし、一方のベスも「ひょっこりパーティー」が始まって1年後くらいのときやむを得ない理由で1回欠場して、サラ祭りと称して「ひょこパ」をやったことがありました。
なんてことも思い出す。
初稽古は10日にベス&ザ・パイカス(男トリオ)で。新曲のリズムアレンジがおよそ固まる。ベスがエレキを試したり。去年一度手を付けた曲を確認したり。
すぐに続きが始まる気分で別れて、ただいま時間が経過中。
先の話ですが、今年の年末でオンザコーナーレコーズの設立5周年だし、何か面白いことができたらよいですな。
///初演奏///
京都に雪が積もった15日、 ダイ&ザ・パイカスでハチタイにお邪魔してきました。猛者多数。
昼飯(酒)のついでに用足しもしたのに、会場に帰ってきたらセーイチさんとヤーソさんの演奏が始まっててチビりそうになる。
そのセーイチ先輩のパンの内側を至近距離で眺めて幸せね。
by ルンバ姉さん |