虫の声も秋仕様で夏が終わってしまったなあと、ちょい寂しい。
エリザベス・エタも渡米しちゃったし。
先月の拾得のライブでは、キャプテン・サラから「ベスとボク」というお題で急に話を振られて世迷言を。すみませぬ。言葉を発するのは苦手だっ。
「エリザベス」の呼称は、たぶんリズとかベスが普通なんだろうけど、「ザベ」はあかんやろかというアホな話。残念ながら、あまり賛同を得られなかったようです。
このところレディー・ガガのカバー曲の受けがよかったので、もっと無国籍な宇宙人的な呼び名をと思ったのですがね。こんな顔もするから。
8月最後の土日は、久しぶりに予定が空いたので下のボンと小旅行を敢行、夏休み中に家族旅行をと思いましたが娘とスケジュールが合わず、男同士の二人旅となりました。あまり気を遣わなくて、かえってよかったのかもしれない。お小言もないし。
少しは日ごろの罪滅ぼしになったのかどうか。
行き先は広島の呉。
クレクレ。
ボンが艦船に興味があって一度「大和ミュージアム」に行きたいと言うので、それに付き合った形。スケールの大きな建造物や技術力に憧れるのはよいかもね。何にせよ、ぶらっと知らない土地に行くのはいい。鳴いているセミは京都と違って全部ツクツクボーシでしたが、これも土地柄なのか。
港の周りを眺めていると、The Deedeesで演奏したエリザベスの父上の曲"Dock Man"が脳内でリフレイン。キャプテンも言ってたけど良い曲ね。ベス(ザベ?)の"My love was a soldier"って曲もパイレーツでも歌ってほしいなあ。バンドアレンジを試行錯誤するのも楽しそう。
旧海軍兵学校(海上自衛隊術科学校)の講堂は、操舵輪をあしらった照明具など、立派な設えでした。
特攻隊員らの遺書をいくつか読ませていただいた。
父母がいつまでも元気であるように。弟たちが立派な人物になるように。子供たちが健やかに成長するように。二十歳そこそこの若者が部下への気遣い。
達筆で整った文面。一方で、ウチのボンのような拙い字体で、短い立派なフレーズだけお手本を見ながら写したのかなというのもあります。
僕は、今や年齢的にはおそらく彼らの親くらいか・・
極限の状況にあって、自分を律しよう、責任を果たそうという姿勢には胸を打たれる。
が、本当に守るべきは何なのか。
それに必要な、知識や意志、力や術は。心の持ち方や行動は。ってなことを痛烈に思うわけですが、僕は不勉強が過ぎる・・・
ボンはしっかり勉強せえよ。
ヒトの作ったモノやシクミがあちこちで惨事を起こす・・・
さて、パイレーツ・カヌー。
(小尾さんの「パブ・ロックのすべて」衝動買い!)
パイレーツになる前のこと。男組は、サラがインフルで鼻をすすりながら歌ってる"ホタル"や"クリッシー"(タイトル未定だったような)のデモをもらったり、その後にレイカ(現エリザベス)が出現、リハに遊びにきてPatty Griffinの曲を目前で歌うのを聞いて驚いたり。で、ヨッシー仲立ちによる「お見合い」が画策されたというのが僕の記憶です。
先月の拾得でのひょこパ以来、メンバーとは会っていないけど、今月末頃に招集がかかっていて楽しみ。単に飲むだけでもいいし、年明けにエリザベスが来日するまで残されメンバーで何して遊ぼうかという話だともっといいなあ。
来春はバンドでアポロシアターへ、アメリカへというのもありますね。
呉の港に"Apollo Dream"って船が泊まってたのでご報告。
僕の9月、10月の予定は、ここ3ヶ月ほど休んでいた"つれ・づれ"が入っています。10月12日はノライヌまりこさんのお誘いで高円寺ペンギンハウス再び。これも楽しみ。
秋だね。空一面にうろこ雲が広がっているのを見た! では、このあたりで。