2013年6月7日金曜日

「北米ツアー記 三:シカゴ・コロンバス・そしてブルックリン」

17日sun
5:00起床。
6:00にロビーに集合し、バスでオースチン空港に向かう。
バンドのみんなと僕ら、次のホテルで麻田さん、オードリーさん。
みんなを載せてバスは空港へ!
と、バンド「JOSY」のみんながいないのに気付きホテルへ戻る!
無理もない。彼女たちには僕みたいな立場の人間がついていない。
ほんと大変だと思う。
(後に彼女たちと仲良くなり、彼女たちの明るさと頑張りに励まされる)
まだ寝ていた彼女達を残しバスは空港へ出発。
幸い飛行機のチェックインには彼女達も間に合い、ほんとよかったね。ほっとしたね。
無事ダラス経由で飛行機を乗り継ぎシカゴへ向かう。
ダラスへは1時間たらず、そこからシカゴへは2時間半程の空の旅。

空港で朝ごはん。

シカゴの空港からみんなが泊まるホテルまでバスで移動する。

ホテル前到着。

しかし、今夜僕らが泊まるのはケイトリンとロジェリオ宅。
ケイトリンがホテルに迎えに来てくれた。
彼らの家にはオス8才、メス2才の犬がいたよ。

わん!(英語で。)

とてもよくしてくれた二人。

しかしせっかく買ってきてくれたピザに手をつける間もなく、
この夜の会場「DOUBLE DOOR」に移動。

名前書いてある!

楽屋は地下。迷路のようになっている。
ワンマイクでセッティングするも、サウンドマンがバックアップだと言ってギター近傍に58を立てる。

中井「ちょ、ちょっと!なんとかならへんの!」
このあと中井大変後悔。

この時僕はちょっとすね気味だった。なんとかしてよと言ってた。
が、実際はこのマイクは使われることなく、
ステージのトラブルを未然に防ぐべく保険をかけたサウンドマンの判断は正しかったのです。
すみませんでした。恐れ入りました。

ライブは上場。多少演奏は荒いかもしれないが、
三人にお客さんを熱狂させるようなグルーヴが出てきている気がする。物販も上々。
僕はといえば、食事を朝にちょこっと食べたきりで楽屋にあったビールを飲んだせいで、
具合を崩して楽屋でダウン。
こちらでは余り飲んでないからだろうか。今後は気をつけます。
この夜はセンパトなので可能であればどこかで演奏しようとアイリッシュパブに飛び込むが、
入ったパブが爆音のクラブ状態なので2階で食事。
みんなで初めてのキチンとした食事をとる。

うまいよ!

食事を終え、24時間営業の薬局に寄り、宿まで歩いて帰る道のりがとてつもなく寒い!!
オースチンとのこの気温差!
20分程かけて帰り用意をして眠った。


18日mon
朝は沙羅のドッキリ。
素晴らしいリアクション。
さすがです!
迎えに来てくれた時に、これ以上は乗らないよと思っていたケイトリンの車に荷物と人。
それに加え、今朝はさらにロジェリオを加えて無理やり乗り込む。
ぱんぱん。
バスの時間は10時。今は7時半。
ホテルに荷物を預けて向かいのカフェで朝ごはん。

ええかんじのとこです。はい。

レイカお気に入りのスーパー「トレーダージョーズ」にもちょこっと寄り道。

ホテル前から9時に出発するバスが10時になったと連絡を受けたが、
詳しく聞くとバスではなくミニバンに別れて乗り合いとのこと。
今回のイベントはコロンバスのイベンターのブッキングらしく、
そのチームがはるばる迎えにきたらしい。お世話になります。

霙の降る中数台のミニバンに荷物を載せ、みんなが乗り込んで出発したのは12時過ぎ。
予定では14時に到着し夕方にサウンドチェックのはずが、途中数回の休憩と昼食。

ダイナーでルートビア。レイカいきいき。

ほらね。いきいき。(笑)

結局コロンバスの現地ホテルに到着したのは20時過ぎ(笑)
すぐに現場のRUBY TUESDAYに送ってもらい、イベントが始まった。
最後のジェイクストーンガレージの最中、ポリスが来てしまいライブは終了したが、
これまでで一番フレンドリーな雰囲気のイベントだった。
ホテルに着いたのは午前3時。荷造りをして就寝は5時、起床は5時半(笑)

眠りにつく前に目覚ましが鳴る。
繰り返す。
眠りにつく前に目覚ましが鳴る。
うたの文句みたい。


19日tue
レイカのドッキリをさらっとこなし空港へ。
US airwaysコロンバス→ワシントン→ニューヨークの予定だが、
僕とレイカがオーバーブッキングで取り残される。
AAの直行便をあてがわれ、200ドルのボランティア金券をもらうが、
その振替便が40分以上ディレイする。
出発の時の悪夢が蘇るが飛行機はなんとか飛び、皆に遅れて到着。

取り残され組。不安と朝ごはん。

空港会社が変更になっていたことに気付かず荷物の受け取りに戸惑うが
その後はスムーズに沙羅・キャッシーと合流。
またもやパンパンのタクシーで今夜の宿RED CARPET INNに到着。
(ホテルまではバングラデシュ人の運転手の身の上話を聞く。)
昼間から行為のあえぎ声が廊下に漏れるブルックリンのモーテルだ。
イエイ!ブルックリン!
今日取材を受けるMTVのBETOさんが部屋にくる。
20分後に迎えに来るといい、来たのは1時間後。
ここまでずっとカツカツのスケジュールでやってきた僕は
なんていい加減な奴だ(失礼。これも後で後悔。)なんて思ってしまったが、
お互いの待ち合わせ場所の勘違いだったようだ。

その後の取材の手際のよさ、雰囲気の良さに舌を巻く。
すごい。かれらはすごい。ほんとにすごい。
アパートメントの一室が感じの良いスタジオになっていて、
そこでバレリーナとセイレーンの二曲の演奏、インタビューを受ける。

撮影風景。

プロとはこういう集団のことをいうのだ。多分。
取材ごには美味しいサンドイッチをご馳走になり、
機材ごと会場のknitting factoryまで送ってもらう。
着くまでの車内で撮影や放映の大事な許可書類にサインをくれと紙を渡されるが、
そこにはいま食べているサンドイッチのケチャップがべたりと付いている。(笑)
いいんだ。気にするなよ!だって!
なんかいいなあ。こういうの大好きだ。

ニッティングファクトリー!!本物だ!


なぜか隣に赤提灯w「居酒屋」の文字がw
すぐにキャッシーが反応を示す。

サウンドチェックもなく、楽屋で倒れる三人と一人。本番はもうすぐ。

つかの間の休憩。

本日の出番は4番目。今日もブライアンのPAでサブマイクあり。
いやーいいライブだったよ!
レイカのMCも冴え、お客さんもただ盛り上がる人たちばかりではなく、
ぐっと聞き入ってくれたり、歓声を飛ばしたり。
この時のサイレンでは僕ほろりときました。

長い一日が終わる。
ああ、ニューヨーク!
ああ、ブルックリン!
ぼくここいろいろ好き!(なんだそりゃw)

(つづく)